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第1話
雪side
また、今日もだ。直ぐそこにいるのに。手に触れられなかった。
家に帰って家の中を片付ける。今日は空がくるし。ま、いつも散らかしてはないけど。
ピーンポーン
雪「はーーい」
インターホンのなる音で玄関のドアを開けそのまま訪れた人を招き家へ上げる
雪「早かったな」
空「そ?いつもとかわんねぇよ?」
雪「ご飯は?」
空「食う」
といつもと変わらぬ返事をする恋人。今日は何がいいかなとか考えつつ今はいいやという考えに至り空の元へ向かう。
空「おいで」
と、ソファの方へ向かうと両手を広げてくる。
が、それを裏切り隣に座る。
自分の直したい癖だ。本当は行きたいのに踏み出せず意に反した行動を取ってしまう。
空「ま、いいや」
呟くと俺の膝の上へと頭を乗せる。
髪を触り彼の頭を撫でる。サラサラでまっすぐな毛。いつまでも撫でていたくなる髪質。
心地よかった。
空「ねー。雪」
雪「んーー?」
空「ヤろ?」
雪「へ…今から?」
空「だめ?」
と、上目遣いでこちらを見てくる。俺がこれに弱い事を知っての行動だ。
雪「ご飯作らなきゃだから、酷くしないでよ…?」
空「はーい」
と、間の抜けた返事をすると頭を起こしキスしてくる。
雪「ん……」
いつまで経っても慣れない。舌が口内に入ってくる感覚も、彼の舌で口内を蹂躙される感覚も。彼と付き合って3ヶ月一向に慣れない。
空「他の事考えないで。こっち集中」
いつの間に手を入れ込んだのか服の下から手を入れ込み胸をつまむ
雪「んっ…ふっ」
空「ふふ。雪はやっぱ可愛いよね」
雪「はっ?んぁぁっ」
反論しようとした途端胸をつね上げられる。その瞬間体には電流のようなものが走っていった
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