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//回想
〇路地裏
神田「別れるって…。なんで…?オレ、遠距離でも大丈夫だって…!」
神田に背を向けてネオンの中に歩き出す竜崎の腕を引き止める神田。
その腕を払われる。
竜崎「触んな。発情期もないとかおかしいだろ?そのくせゲイとか。……気持ち悪いんだよ」
//回想終わり
〇文房具売り場
竜崎「はぁ?だから、俺とこいつは……」
那和「……っ!!ふざけ、」
神田「………もう、いい」
周りの客が三人を見ながらヒソヒソ話している。
殴りかかろうとした那和を引き止めるかのように、神田の小さい声がその場を制止した。
神田「"竜崎君"とはただの高校の同級生だから」
涙ながらに笑う神田。
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