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番について
・αとΩの間にだけ生じる関係。
・愛情より本能的な結び付きが強い(もちろん、愛情も発生する)。
・上記による特殊な関係のため、婚外関係でも不倫関係に当たらない。
・結婚していなくても、パートナーとして認められる。子供も嫡子として自動的に認知される。だが反面、番のαが亡くなると婚外関係の番と正妻との間に、遺産相続上のトラブルがまれにある。
・発情期の性交中にαがΩの項を噛むことにより、成立する。
・番成立の成功率は、7割。αとΩがお互いに番になることを強く望むと成功率はぐんと上がる。
・番が成立すると、Ωは番以外に発情フェロモンを出さない。
・αは番が成立したら、他のΩの発情フェロモンに惹かれにくくなる。だが、遺伝子的親和性の高いΩがそばで発情すると、引き込まれる可能性は高い。
・上記のことにより、αは複数のΩと番うことができる。もちろん、法律違反ではない。
・『運命』と番が成立すると、αもΩも番以外は受け付けない。
・遺伝子的に相性が悪いと、番は成立しにくい。また、発情フェロモンも効きにくい。
・希少種は、αもΩも番になるべき相手を察知しやすい。
【運命の番について】
・遺伝子的相性が100%の相手。
・発情期など無関係に、互いに接触すると発情する。
・番成功率は100%
・相手を愛しているとかは無関係。
・遺伝子的相性は高いが、遭遇率は極端に低い。出会えること自体が奇跡。ほとんどの人が運命に会えないまま一生を終える。
・以上のことから、都市伝説的な扱い。番から無関係なβからは、その奇跡的な組み合わせに憧れる人も多い。
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