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和音「兄ちゃんは俺に甘すぎる。いくら兄ちゃんが優しくても、こんな……兄弟でしていいことじゃないのに」
和音の目に涙が盛り上がる。
一哉「そうかな」
一哉が和音の涙を拭う。
一哉「俺と和音は兄弟だけど、血は繋がってないし結婚もできる。だめなことなんて何もないよ」
頬を拭った一哉の指が、和音のおとがいに触れて持ち上げる。
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