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七章

タクシーがマンションの前に着いて止まり、 彼は半勃ちになったそれを隠すように俺の上着を腕に抱えたままで、車内から降りた。 腰にまわした腕で身体を押し出すようにして歩いて、部屋のドアを開けると、 堪え切れずに閉まりかけたドアの内側に押し付けて、固くしこるそこへ手を突っ込んだ。 「…ん、うぅ…はぁ…」 荒く息を継ぐように開く唇を、貪り求めながら、 探り入れた手で下着ごとズボンを下ろして、剥き出しになったものを掴んだ。 「んん…くっ…」 「……どうして、もうこんなになってるんです?」 耳元で羞恥を煽るようにも言うと、逃げるように腰を捩りながらも先端からはぬるぬると汁が滲んだ。 「……課長の、この体が、」 手の中で上下させつつ、口内で舌を絡めながら、 「ずっと、恋しかった……」 焦燥感に駆られるようにも掻き抱いて、 「…んっ、あ…!」 熱っぽく声が上がったのを見計らって、一気に追い詰めた。

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