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第1話

「だ、旦那様…その…手に持っていらっしゃるのは何でしょうか?」 マツバは怯えた眼差しで、客の男を見つめた。 「ん〜もう、マツバちゃんったらまたそんな他人行儀な呼び方して。僕のことはおじさまって呼んでって何回も言ってるじゃない」 男はそう言いながらジリジリと距離を詰めてくる。 マツバは怯えた表情のまま、苦笑いを浮かべると後退りした。 しかし、すぐに背中が壁にぶち当たり、逃場を失ってしまう。 「あの…」 「大丈夫、大丈夫」 男はそう言うが、剃刀を持って近づいてこられて平静を保っていられる人間なんているだろうか。 「だ、旦那様…こ、怖いです」 粗相のないよう脚力穏やかな口調で恐怖を訴えるが、男は大丈夫大丈夫と何の説得力もない言葉を繰り返しながらマツバの前で膝をついた。 「ちょっとここのお毛毛を剃るだけだから、ね」 男はそう言うと、着物の上からマツバの股間に鼻先を擦り付けてきた。 荒い息が、布越しからでも伝わってくる。 剃る… 男は確かに剃ると言った。 T字の剃刀を見つめながら、マツバの顔はますます青ざめた。 「あ〜、マツバちゃん、そんなに抵抗されたら、おじさん縛るしかなくなるなぁ」 はぁはぁと鼻息を荒くしながらのしかかってくる男。 「あっ、な、なにをするんですかっ」 マツバは思わず狼狽した悲鳴を上げた。 男がマツバの両手と両足を拘束してきたからだ。 マツバは敢え無く縄をうたれ、着物を大きく開けた足はM字に固定されて閉じられなくなってしまった。 「ふぅ、これでマツバちゃんのココを心おきなく剃れるよ」 男は目尻を下げてニマニマと笑った。 「や、やめてくださ…」 マツバは必死に制止を訴える。 しかし男の手は容赦なく着物の裾を開いてきた。 下着をつけていないマツバの無防備な下肢が晒される。 男のギラギラとしたいやらしい眼差しがそこに釘づけになった。 「縮こまってるマツバちゃんもかわいいね〜〜」 男の荒い息が股間にあたる。 マツバのそこはすっかり怯え縮こまっていた。 当然だろう。 今から何をされるのか考えるだけで恐ろしい。 「大丈夫、大丈夫。おじさんすっごく上手だからマツバちゃんがお利口さんにしてたらすぐ終わっちゃからね〜」 男はそう言うと、どこからか取り出したシェービングジェルをマツバの股間にぼたぼたと落とした。 「ひぅっ」 ジェルの冷たさに思わず悲鳴がこぼれ落ちる。 男の分厚い手のひらが足の間で小さく縮こまっている陰茎ごと揉みしだいてきた。

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