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第5話
「こんなに長いことお仕置きしてるのに君の体質はなかなか変わらないねぇ。どうしようか?もう私の家に囲ってしまおっか?三明くんと一緒に」
「いやぁっ…」
西園寺や三明課長がどんなに叫んでも嫌がってもこの人の心は動かない。じゃあどうして俺が今でもおとなしくそれをみてるかって?それは…
「そう思わないかい?鴨志田くん」
「そうですね。西園寺にはそれがいいのでしょう」
「そうだね。では。行こうか。鴨志田くん車を用意してくれる?」
「はい。」
「二人は突然の異動ってことでこちらで手配しておくね。あ。でも安心してね。お給料は今まで通り出るから」
「っ…」
「逃げても無駄だよ?わかってるでしょ?」
2人は従うしかないのだ…この狂った美しい人に…
明日からも何事もなかったかの様に時は過ぎていく。
帰宅すれば甘く啼く2人分の声が聞こえるのだ
あぁ…なんて…
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