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第37話
「じゃあ遥斗今日もいってらっしゃい」
「うん」
結局あの後二人は喧嘩をしたまま家まで送ってくれた。
そして今日も俺は冬馬に送られて学校に登校してきた。
「…あれ?俺の上履きがない…?」
昇降口にいって俺の靴箱を開けると、そこは空っぽだった。
…小学生のいじめかよ
おおかた犯人の目星はついてるけど、こんなに大胆にやってくるのは少し予想外だった。
その日は色々大変な一日だった。
教科書を隠されたり、机の中に悪口を書いた手紙が入ってたり…
どれも小学生が考えるようなもので、たいしてダメージにはならなかったが教科書がない中授業で当てられたときは焦った。
こんなもんなら大丈夫と思い家に帰ると
__Prrr…
電話?誰だろ…
「…もしもし?」
「……」
「あの、どちら様ですか?」
「……」
俺が声をかけても電話の相手は無言だった。
気味が悪くなりすぐに電話を切った
…がまたすぐにかかってきて、怖くなったので電話には出ずスマホの電源を切った。
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