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第48話
…やってしまった、気がする
朝、目覚めると尻の違和感と腰の鈍痛ですぐに色々と思い出した。
冬馬はまだ隣ですやすやと眠っている…。
あの後家に帰ってからの記憶は曖昧だけど、前のように無理やりじゃなく自分からねだってたような気がする……
無理だ、恥ずかしすぎる…!
いくら薬を盛られていたからって、あんな痴態……
うわぁぁ……
冬馬が起きる前に逃げよう
そう思いベッドから出ようとすると、グイっと冬馬に腕をひかれそのまま抱き枕のようにされてしまった。
「おはよ、遥斗。昨日は可愛かったよ」
「…っ!?!?」
力強く抱きしめられているため身動きが取れないまま機能を思い出させるようなことを言われ、顔が赤くなるのが分かった。
そういえば、身体はきれいにされていて服は…
…何も着てない!?
「っぷぁ、冬馬服は?」
もぞもぞしてやっとの思いで腕から抜けると、まだ眠たそうな冬馬に服のありかを聞く。
「洗濯中だ」
「あ、洗濯までしてくれたんだ…じゃなくて、服着させて!あと冬馬も服着て!」
「え~いいだろ別に、あ、もしかしていまさら恥ずかしがってんの?昨日あんなことしたのに?」
ニヤニヤとこっちをのぞき込んでくる顔に一発ビンタを食らわせてベッドから出た。
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