「…なんだこれ、お前なんでもっと早く言わねぇんだよ！」 「や、だって…」 「だってじゃねえよ！」 「ごめん」 はぁ…と冬馬にため息をつかれ居心地が悪くなる。 無言電話のことも言った方がいいのかな？ 言わなかったらまた怖そう… 「あの、あと無言電話とかかかってきて」 「あ゛ぁ？」 ひっ！ こ、怖い… 写真に目を向けていた冬馬がギロりとこちらを睨んできた。 「…今度こういうのあったらすぐ言えよ」 「わかった」 「まぁ無言電話は無視してればいいけど、写真は面倒臭いしとっとと犯人見つけないとだな」 「多分学校の人だと思うけど」 「まぁそうだな、嫌だけど誠に相談して学校では守ってもらうしかないな」 え、誠…？ 事の発端が誠かもしれないのに誠に守ってもらうのはなんか…