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第5話 もう、やだ…

それでねそれでね!と母さんがまるで嫁ぐみたいに大はしゃぎの訳は、国一番の玉の輿になれるとお墨付きの御曹司を見つけたからだ。 園城(おんじょう)家――という名家は俺でも聞いたことのある有名な名前で、公家だかヨーロッパ大貴族の混血等の血統があって政治家や実業家、各界を多く輩出してる華人だ。 「理玖(りく)さん、夏威(かい)さん、宮雨(くう)さんの三兄弟のどなたかに見初められて嫁ぐのよ、金の左団扇よ!!」 まさかの三択!? っていうか怖いよ、そんな大名家に嫁ぐなんて――!もう少し年収400に恥じないαの子息は居なかったのだろうか……って、やっぱり本当に結婚しなくちゃいけないんだ……Ωの運命に逆らえないんだ。 命短しΩ、恋せよオメガ―― それから俺はというと、学校の帰りに病院で『ある検査』を強要された。 今、薄ピンク色の長椅子に座って下半身モロ出しで待機中だ……。 園城家からのお達しで『処女穴』を調べよと云うのだ。羞恥心しかないこれは凌辱に近い行為だと思うんだ。なんで処女膜じゃなくてアナ……そっか男だもんなぁ。 息を吸ってくださーい、すー、吐いてくださーい、ふーと看護師さんにいろいろと指示をされて、変な金属器具をケツに挿入されると飛び上がるほど吃驚した。 もう、やだ……。

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