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第24話
走って玄関まで出ていくと靴を脱いでいる望月先生と後ろからもう1人続いて入ってくるところだった
「やぁ、なお。ただいま。ごめんね。余計なものがついてきた」
「余計なもの言うなや。こいつの同僚の名波です。君がなおちゃん?よろしく~」
僕の手を掴んでブンブン縦に大きく振る男性は、見た目ですぐα性とわかる美形の大男
黒髪短髪で鼻筋が通っているチャラそうな体育会系
ガバッと抱きつかれて固まる
「なおに触るな。穢れる」
僕と名波先生の手と身体を引き剥がして望月先生が僕を後ろから抱き締める様にして庇う
「え~!伊織、つ~め~た~いっ」
伊織......親しいんだな......
そんな考えがポツリと頭の中に浮かぶ
胸が少しチクッとした
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