「くぁっ、い…いきなり…デカくすんな」 「すいません。でも、やばい……先輩の中」 ドクドクと脈打っているのは俺もわかってて、苦しいけど不思議と幸せな気分だった。 「次はきっと長持ちすると思います。いや、させます」 「気にしないのに」 「俺が気にするんです。……やっぱ、妄想とは全然違う……」 いつもどんな俺で抜いてたんだよ。って思っていると津田が腰を掴み力を入れてきた。 「う、うごいて……いいっすか」 まるで余裕のない表情と声が色気を纏っていてクラクラする。また、オトコの顔になった。 コクっと頷けばその色気はさらに増すようで、切なげに眉を寄せた津田が大人っぽく見えた。 するとずるっと俺の中から抜かれてまた奥へと突き入れられる。 ぐぐぐと押し上げられる感じが息も詰まるほど苦しいのに、ちょうど津田のモノの先がさっき散々指で触られ覚えさせられた中の気持ちいい部分を擦りながら奥へと進んでいくから変な感じだ。 それに引き抜くときにはそこをカリが引っ掻くように出ていくから自然と声が漏れてしまう。 やばい、そこいいかも。 気持ちよすぎて変になっちまったりしないかな。 「はっ、あっ……あぁっ」 最初は恐る恐る抜き差ししていた津田もだんだん欲望に従順になり腰つきが速まってくる。 「ん……くっ、お…たぁ…っあ、あぁ…」 「先輩。やばい、気持ちいい……」 欲に濡れた声で囁かれながら、腰を打ち付けられ体を揺さぶられ、ベッドがそれに合わせるようにギシギシと軋む。 中は軟膏と津田が出したものが馴染み滑りも良くなって、いつの間にかグチュグチュと卑猥な水音まで響いてきて耳からも煽られる。 最初はあんなに感じていた異物感も良い場所ばかりを津田のが擦るから嘘みたいに消えて、今は溺れるようにもっともっとと思ってしまう。 ガツガツ突いて欲しい。わけわからなくなるまで。 そう思いながらまた目を閉じて快感に身を委ねていると、がっつくように突いていた腰がいきなり動きを止めて津田が心配そうに俺の顔を覗きこんだ。 「せ、先輩……平気？」 俺が辛くないかと心配になったのか。 すげー気持ちよくてこんなに胸が一杯なのははじめてだ。 頷きながら腰に足を絡めて、津田の首に手を回すと舌を突き出してキスをねだった。 貪られるように吸い付かれ体がピタッとくっつけばまた再開の合図のようにガツガツと激しく腰を打ち付けてきた。