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5 我が儘な執事のささやかな秘密【完】

「きききっ」 ……… ……… ……… 「ききききィー!」 「アッフェの真似ですか。お上手ですよ。総主様」 「きき、きん、きん!」 「今度はファザーンの真似ですか。あまり似ていませんね」 そうじゃない! 「きん~」 「たま」 そう、それ! 「きんた……まは食べ物じゃない!!」 「食べ物です。総主様」 「………」 「………」 「………」 「………」 「そうなの?」 「はい」 黒瞳をすぅっと細めた。 「今すぐにでも、しゃぶりつきたいです」 ロルフ!! お前は犬だった時、顔をペロペロ舐めてくれたけどっ 「我慢しておりました」 「………………へ?」 「あなたの金玉を舐めたい衝動に、じっと耐えておりました。しかし……」 「しかし?」 「しかし……」 「言うなッ!」 聞いてはいけない。しかし……の続き。 鼓動がドクドク、警鐘を鳴らす。 「しかし、私は……」 「言うなっつっとろうがァァーッ!!」 「嘘つき」 瞳は、黒瞳に囚われていた。 お前の瞳の中に…… 「ほんとうは、あなたが一番答えを聞きたいくせに」 唇が温かい。 俺の唇を覆う温もりは……… (お前の唇?………) 「仮初めの人となり、あなたをこんなふうにしか愛せなくなった私をお許しください」 二度目のキスが舞い降りる。 「あなたを独占したい」 誰にも渡したくない。 《クリュザンテーメ》も不要だ。 「あなたを愛せるのなら、呪いを解く必要はないのだから」 ロルフ……… お前を抱きしめた。 鼓動ごと抱きしめたくて。 お前の命を抱きしめたい。 お前は生きている。 「お前を仮初めの人だと思った事は一度もない」 お前は人だ。 「総主様」 跪いたロルフが右手の甲に口づけを落とす。 「あなたに永遠の愛と忠誠を」 この命が尽きるまで。 この命尽きても。 「生涯の伴侶よ」 男は長い睫毛を伏せた。 「それではプフィルズィヒ様」 薔薇の花びらのように。 柔らかな微笑みが零れた。 「なんだ?ロルフ」 「股ぐらのキビクネーデル♪しゃぶってよろしいですか?」 跪くロルフの目の前には、一糸まとわぬ俺の股間がァァァァ~~♠♠♠ 「私だけのキビクネーデル♪」 「ちがうッ」 キビクネーデルは俺のだ!! 「金玉しゃぶらせて頂きます!!」 チュウウゥゥゥゥ~~♥ 「フギャアァァァ~~~」 《Das Ende🍒》 「プフィルズィヒ様」 「どうした?ロルフ」 「私のちんこは犬の形状を残しております」 「……というと?」 「オスマンコに挿入すると根元の亀頭球が膨らみ、射精するまで抜けなくなります」 「………」 「………」 ~~~🌀 「嬉しいでしょう♪」 「ムギャアアアァァァァァー♠♠♠」

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