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第1話

オレはカイト 先月からヒーローショーのスーツアクター見習いとして働いている。 まだ、右も左も分からないけれど 今とっても楽しい なぜかって? それは・・・ 憧れの先輩と一緒に仕事が出来るから・・・ 先輩に憧れ 先輩のようになりたくて 入ったこの仕事 背も高くて 優しくて どんな時も冷静沈着の無口なクール系 バツイチで子供がいて、どんなに忙しい時でも手を止めて聞いてくれる 完璧な先輩 はぁ(*´Д`)・・・ウットリ そして、その憧れの先輩の下でお手伝いが出来ている こんな幸せなことがあっていいのかってくらい ショーが終わり 先輩が戻ってくる 「おつかれさまでーす」 「先輩、今日もカッコよかったっす^^ 特に戦闘シーンからの決めポーズ! マジ、カッコいいっす 尊敬っす 俺も早く先輩みたいな役者になりたいな~♪」 『コツン』 「えへへっ♪だって、先輩 何やっても様になるんだもん」 「ほ~ら、スーツ脱いで^^ 風邪、ひいちゃうよ? あ、オレ タオル取ってきます 待っててくださいね。」 戻ってくると ドサッ! 「先輩!?」 「は、早く脱がせて拭かないとないと・・・」 先輩は熱中症で倒れてしまった すかさず 衣類を脱がせて 応急処置をしたオレ 10分くらいして 先輩が目を覚ます 「・・・っぱい  先輩   先輩!?」 「あ~ よかった 気が付いたんですね」 「っ!?はっ すみません 体温が戻ったか確認しようとしただけで 別に キスとかしようなんて・・・ そ!そんなことしてませんからね??」 「ほ、、、本当ですよ!」 「って、病人は 冗談言ってないで 安静にしててくださいね 今、脈と熱診ますから ジッとしててください」 「んっ!?」 「ちょっと!何するんすか 先輩」 ふいに先輩からキスをされてしまった 慌てて 部屋から出るオレ 内心、すっごくうれしかった 高鳴る鼓動を抑え 部屋に戻った ベットから起き上がっている先輩の元へ戻るオレ 「先輩・・・さっきのは・・・」 「か、からかうのは止めてください。 オレ、マジでびっくりしたんスから」 「だって、先輩は 兄貴みたいな存在で 憧れの人で」 「オレもいつか 先輩みたいに・・・先輩と同じ舞台に立ちたいって」 「そんな カッコいい先輩を オレは・・・・」 「オレは!・・・・」 「mんっ!?」 「ちょっと、先輩 ずるいっスよ!」 「オレ 真剣なんすから」 オレは意を決して 「先輩!実は・・・ 実はオレ! 先輩の事ぐw・・・」 ガチャ! 後方で扉が開く音 「あ、いえ 先輩が少しぐ・・・具合が悪くなったみたいで お・・・おぅ おぅ応急処置をしてただけっす もう大丈夫みたいっすから 安心してください^^ はい!すぐ、戻ります。 じゃあ、先輩!先輩はゆっくり休んでくださいね? オレ 仕事に戻りますから」 スタッフが去り オレも現場に戻ろうとしたら 「んっ?#$%&」 今日二回目のキス・・・ 先輩・・・舌・・・絡ませてきた 「ふふふっ♪」 嬉しさ半分 離れるさみしさ半分で オレは仕事へと戻った

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