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せめて 抱きしめて〜転〜 28

今までセックスなんて関係なしで、ボクに接してくれていた人達。 普通に話せる、貴重な人達だったのに。 ボクは、何処まで行っても、結局はただの性欲処理にしか思ってもらえないの? 腰を強く抱え上げられて、足を大きく開かされる。 見られることに、嬲(なぶ)られることに慣れた下半身が、剥き出しにされる。 そして、ボクの恥ずかしい穴に、冷たい感触がした。 思わず足をバタバタさせて、抵抗しようと逃げようとしたが、強い力で押し込められる。 穴を指がゆっくりと撫ぜる。 ぬるぬるした感触に、さっきのがローションだったと気付く。 周りをゆっくりと愛撫するように撫ぜて、そして、指がゆっくりと中に入って来た。 「うう〜〜〜っ・・・!!」 咥えさせられているせいで、声もまともに出せない。 ローションのせいで指が一気に根元まで入って来た。 体がビクンっと跳ね上がる。 ボクが感じるところを、一瞬擦った。 その反応に気を良くしたのか、ぐちゅぐちゅと音を立てて、指が抜き差しされる。 「すげぇ柔らかい・・・犯りまくってるって本当なんだ」 「へぇ、何本入んだろうな?」 指が何本も入って来る。 後ろで男達が好き勝手にボクの穴を弄って遊んでいる。 もう限界まで広げさせられる。 これ以上は入らない。 何本入ったのか全然わからないけど、無理に広げさせられた穴が痛みを訴え始めていた。 痛い・・・もう嫌だ・・・ボクばっかりなんで・・・。 「ダメだ、我慢できない」 指が全部引き抜かれる。 抜かれる時に内部(なか)が擦れて、その感触にも腰が揺れてしまう。 そして、直後に太い、熱い肉棒が一気に奥まで突っ込まれた。 「ふぐうっ・・・!!」 思わず上げた悲鳴に笑い声が起きる。 どうしてみんな、笑いながら犯すの・・・? 今まで何度も同じことをされた。 その時も、みんなボクを嘲笑っていた。 ボクはこんなに嫌なのに。 どうして?

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