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水水しい 様   『 悪霊は甘い、から 』

水水しいさま ペンネーム 水場奨さま 御作 悪霊は甘い、から 「 何ですか?俺の背中になんかついてます?」 「 あ、いや……疲れた顔してるから 」 「 そりゃそうですよ、 20時間のフライトの後に、香港からトランジットしてマレーシアに寄ったんですから 」 「 やっぱり……いないか 」 「 え? 」 俺の学校には今年とっても不思議な二人の生徒がいる。 片方は超絶美少年だけど、なぜかいつも周りの空気が薄くて他の生徒に関わり合いがない子と、 ガタイもよくワイルドで賑やかで、それが時々電池が切れたように精力がなくなるイケメンの生徒。 対照的な二人だけど、 なぜかいつも視線が絡んでいて、 美少年からはその度に真っ赤な糸が延びるんだ……錯覚かもしれないって何回も目をこすったけど、やっぱりしっかりと二人の間には、 何やら甘ーい甘ーい汁のようなものも行き交っている。 ある日、学校の裏庭で、その美少年が大きい方にかじりつき熱い熱い口づけを交わしている場面に遭遇した。 舌を絡ませあい、身体を密着させた濃厚なラブシーンに、 俺はその日の午後、膨らむ前を何度か行って抑えるためにトイレに通ったんだよ。 その次の週には、視聴覚室の中でその二人の会話する声が聞こえた。 え?祓わずに来た? 美味そうに食う? 何を? 「 しょ、しょうきぃ〜〜 食べたいよう〜 あ、あん 」 え?悪霊が美味い? 霊力の交換? え?でも、この音は…… バッツン!バッツン!! 「 洸哉、超かあわいい〜 」 「 ええ〜ン、アンアン 」 は、激しくやってる音…… 君たち、学校で……と乗り出した俺のアソコはもうパンパンでブリーフを濡らさずにトイレに飛び込む方が先だった。 俊が出張で最近ご無沙汰だからなぁ 情けない…… いや、そんな事じゃない。 つまり彼らには霊が見えてるって事? 霊って見えるの? 恋人の霊なら見えるのか? 理科系の俺は霊なんてこれっぽっちも信じない自信があったけど、 この二人……肉体で愛し合いながら霊の交換をしてたんだ。 それも思いっきり気持ちよさそうに…… ゴクリ……俊が帰ってきたら……俺も。 ‪【R18】「悪霊は甘い、から」読んだ! https://novel18.syosetu.com/n9449fl/ #narou #narouN9449FL‬

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