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「ひっ! あぁっ」  脇腹を掴む須賀の掌に身体をグイッと持ち上げられ、ペニスが抜ける寸前辺りでその手を離され、自重で更に内壁深くを穿たれて……叶多はビクビク痙攣しながら手足を不様(ぶざま)にバタつかせた。  パニックになって胸を叩くが、須賀は動じる様子も見せずに叶多の腰を両手で掴むと律動を開始する。 「あっ、ゔぁっ……うぅっ!」  今回、意識を断ってしまえる程の痛みや仕打ちを受けていない分、リアルに感じる彼の灼熱に絶望は更に深くなった。   ***  グチュグチュと濡れた卑猥な音が、接合部から響いてくる。随分と長い時間が経ってしまったような気がするが、そんな事などどうでもいいと思える程に、叶多の身体は変化していた。 「やっ、あっ……あぁっ……ん」  最初は悲鳴に近かった声も艶を帯びた嬌声に変わり、踊るように跳ねる身体は、傍目から見れば自ら腰を振っているようにさえ見える。 「凄いな。どんどん溢れてくる」 「ひっ、あぁぅっ!」  完全に勃ち上がってしまったペニスの先、尿道口からダラダラと溢れ続けている透明な液を、指の腹で軽く拭われ身体がビクビク痙攣した。  前立腺をしつこく責められ慣れない刺激と快感に……堕ちてしまった弱い自分を、きっとあとから死ぬほど後悔するだろう。

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