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僕の人生は最低最悪~0.2~

僕の父は僕ができたことを知ってすぐに母を置いて出ていったらしい。 僕の母は当時18で周りに相談できる人もいなければ僕を堕ろす金もなくて仕方なく僕を産んだらしい。 僕の母は水商売をしていて夜遅くに仕事に出かけるので近所の噂好きのおばさん達にいつも陰でヒソヒソ言われていて最初こそ若くて人付き合いのいい母親を演じていたけど何年かすると”僕”というお荷物を抱えているストレスが我慢できなくなったのか近所の人間との付き合いをやめ僕に暴力を振るうようになった。 それでもこの時の僕の世界には”母”しかいなかったので必死に母の言うことを聞いていい子になろうと頑張っていた。 しかし、母の暴力は日に日にエスカレートし殴られたり蹴られたり、タバコの火を押し付けられたり雨だろうが冬だろうがベランダに締め出されたりしていた。 最悪だったのは学校が夏休みなどの長期休暇の時だった。 友達もおらず一日中家にいる僕は傷を隠す必要が無いので容赦なく顔面を殴られたり床に頭を叩きつけられたりしていた。 しかし、中学に上がった頃辺りから母は何故かあまり暴力を振るわなくなった。 代わりにあまり僕のことを見てくれなくなった。 小さな僕の世界の”母”という存在が日に日に小さくなっていくのが怖かった。 僕には”母”しかいないのに。

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