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あとがきのような、語り

『アゲハチョウ』フジョッシーversionに、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。 と、出だしに書いてしまうほど、皆さまに好いていただいて、書き直しをしながら転々としたお話となりました。 最初は、ポケクリさんで 「ツイッターのアイコンのキャラを登場人物にしたお話を書いてください」 というリクエストをいただいたのが始まりです。 今でもずーっと変えていないのですが、私のアイコン『私』なのです。 すずきもぐおさまの企画で、『私を男性化したアイコン』を描いていただいて、使っているのです…… なので、リクエストには、どっひゃ~?! でした。 あまりの恥ずかしさに、世界をファンタジーにして、アイコンが見た目のキャラは死ぬ役にしました(笑) はい。 殿下です。 書いてみたら何故か、とても皆さまに好いていただけて、ますます身が縮む思いをしました(笑) そのあと、やんわりと長編化とか番外とかのリクエストはいただいていたのですが、あまりその気にならず。 逆に殿下を二度と書かなくていいようにと、辞世のシーンを書き。 でも松風が不憫で(私の中で不憫キャラナンバー1だった)、いつかの未来に救われるかも、っていう救済シーンを書き。 ポケクリさんにいられなくなって、メクるさんに移動したとき、転載して欲しいと声をいただいて、ずいぶん早い時期に転載しました。 そして。 うんこセレナーデさまの熱いラブコールで、丸っとお任せして、漫画化していただきました。 お話をいただいた時、迷ったのです。 だって、殿下の見た目は『もぐおさんに描いていただいたあの見た目』じゃないとなあって、考えていたので。 でもすごく見たいとも思ったのです。 私、自分のお話を人に託して、どう変わるのか見るのが好きなので。 うんこさんがそこを呑んでくださったので、お任せすることにしました。 他のキャラは丸任せだった分、殿下の絵に関しては、変なご苦労かけてしまったなあと思うのです。 でも、素敵に動かしてくださいました。 ご本人曰く、庭とか建物にもご苦労されたようですが(笑) チェックを兼ねてのメクるさんでの漫画連載は、一緒にワクワクしました。 もう再販はないそうですが、薄いご本にしていただいて、手元にいただいた時はホントにゴロンゴロンしました(笑) 嬉しくて、いただいたイラストを表紙にするべく『よもつひらさか』を書いてしまいました! 辞世のシーンまで書いたのに(笑) そして、雨月りんさまにもイラストをねだってしまいました。 メクるさんが撤退を発表された時、このまま消してもいいかなって思ったのです。 でも、望んでくださった方がいらして、フジョッシーversionの誕生となりました。 すごく嬉しいです。 こうやってたどったら、愛された作品だなあって、改めて思いました。 読んでくださって、好きだと言ってくださって、ホントに嬉しいです。 これからも、楽しんでいただけるように精進していきます。 (もう、このキャラたちは書かないと思いますが……) ありがとうございました。 2019.12.25   たかせまこと拝

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