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極道とウサギの甘いその後4-22

「あ、りゅうじろ、…っあっ!」  びくん、と体が反り、熱い白濁が腹に飛び散る。  挿入され、試すように抜き差しされただけで達してしまった。  しばし急激すぎる快楽の余韻に浸っていたが、湊の中にある竜次郎のものはまだその存在を主張していて、自分ばかり気持ちよくなってしまったことに気付いた。 「りゅうじろ……おれ、だけ、ごめん……」  息を乱したまま見上げ謝ると、竜次郎はニヤリと唇の端をあげる。 「お前、今日はいつにも増して感度いいな。やっぱ少しは酔ってんのか?」 「ん…そう、なの…かな」 「続き、していいか?」 「うん……竜次郎が、したいだけして……」  頷くと、腰を抱え直されて抽挿が再開される。  竜次郎の大きなもので敏感な粘膜を余すところなく擦られるのも気持ちがいいが、欲しがるように奥をぐりぐりされるのも好きだ。背筋がぞわぞわして、腰が弾んでしまう。 「あぁっ……っ、やぁ、奥、きもちい…っ、」 「ここ……もうちょい入りそうだな」  独言のように呟いたかと思うと、湊の片足を抱えあげた竜次郎は、抉り込むようにして強く腰を突き入れてきた。 「え、や、そんな…奥、ない…っ」  叫んだが、自分でも行き止まりかと思っていた場所に、ずっと太い切っ先が入り込む。  未知の場所を拓かれる感覚に、湊は両目を大きく見開いた。 「…っぁ、なに…っ」 「き…っついな」  息を弾ませた竜次郎は、「辛いか?」と聞いてくるが、湊は応えるどころではなく震えながらシーツを握り締めた。  それは恐らく、苦痛を感じているようには見えなかったのだろう。  竜次郎は腰を使い始める。 「あっ…、あ!あっ…」  湊は初めての感覚に、ただ身を任せていることしかできない。  これは、何だろう。  熱くて、痛みのような……いや、快感だ。圧倒的な。  まさか、いつも受け止めきれないと感じている快楽に、まだ上があったなんて。  狭くなっているところを拡げるように何度も出入りされると、頭が真っ白になり何も考えられなくなる。 「あ!いや、りゅうじろ……っ!」 「っは、…やべぇ」 「あっ、や!あ……!」  ぐん、と突き上げた竜次郎の体が強張ると、奥の奥が熱くなった。 「あ……ぁ……っ、」  竜次郎の長い射精が終わっても、絶頂が去っていかない。  怖いほど奥まで暴かれ痺れたようになった全身には力が入らず、ぐったりと布団に背を預ける。  放心していると、下腹部が、不穏にあたたかいことに気付いた。 「……え、あ、や……」  あふれたものは脇腹を伝いぽたぽたと滴り、信じられない思いで、目を見開く。 「や、とまらな…」 「ん、力抜けちまったんだな。そんなによかったか?」  脱力しきっているせいか自分の意思では止められず、とりあえず早く拭かなくてはとおろおろしても、竜次郎は平然としたものだ。 「ご、めんなさ…俺、こんな…」  ふるふるしながら見上げると、竜次郎が呻いて、何故か中に入りっぱなしのものが固くなった。 「っ、竜、次郎……?」  こんな粗相をして流石に引かれたかと思ったのに、どうして反応しているのだろう。  竜次郎は気まずく視線を外し、頭を掻く。 「あー…………もう一回してもいいか?」 「え……?あの………………俺のおもらしで、元気になったの?」  思わず聞くと、内部は更に押し広げられた。 「りゅ、竜次郎?」 「お前な、エロい聞き方すんなよ。あれだ、お前の泣きそうな顔が、エロすぎるからつい、な。一発終わったら冷える前にすぐ洗ってやるから」 「ええ……?あっ…でも、また出ちゃったら、どうしよ……」 「っ」 「!?や、何でまた……っ」 「布団くらい何枚でも買ってやる」  湊の足を抱えなおした竜次郎は、何故かとても機嫌が良さそうに見える。  嫌われなくてよかったと喜ぶところなのか、いや、この反応はなにか違う気がする。  相変わらずどこにも力は入らなくて、弱々しく湊は叫んだ。 「りゅ、竜次郎のスイッチは、やっぱりわからないよ…っ」  そこからは、激しく揺すられて、キャパシティを超える快感にわけがわからなくなった。

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