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エッチなうさぎとおとなのおもちゃ7(竜次郎・湊)
「っぁ……………ぅ………っ」
「は……っ、すげえ搾り取られた」
快楽の余韻に身体を震わせる湊から己の物を引き抜くと、こぽっと音を立てて白濁が溢れ出た。
そして、ずっと出口を塞がれていたため、力を失った湊の先端からはジェルの混じった先走りと精液がいつまでもとろとろと出続けてる。
「(……エロすぎんだろ)」
己の下に広がる淫靡な様に視覚から煽られて、ごくりと喉が鳴る。
湊がまだ回復していないのはわかっていたが、こんなものを見せられてはちょっと我慢できそうもない。
このまま、次は普通にもう一度……と、足を抱え直そうとした時だ。
「ぅ………」
「……湊?」
微かに呻いた湊の顔がくしゃりと歪み、見る見るうちに瞳からは大粒の涙が零れだす。
「ふ……っうっ、えっ……っ」
ぽつりと降り出した雨が見る間に土砂降りになるように、顔を覆って本格的に泣き出してしまった湊の上で、竜次郎は一気に血の気を下げた。
「おお、おい……どうした、まさか、どこか痛くしたか!?」
前か後ろか。後は腰だの足だのをうっかり強く掴みすぎたなどの可能性も……。
焦って訊ねると、微かに首を振る。
「う……おれ、からだ……、お、おかしくなっちゃ……っ」
「何?」
切れ切れで要領を得ないながらも、涙の理由を聞き出すと、ブジーが勢いよく抜け出たのに驚いたのと、堰止められていたせいで放出が長く続いたことで、不安になってしまったようだ。
「あー……痛いとことかはねえんだな?」
「ん……」
湊は頷き、ぐすんと大きくしゃくりあげる。
ひどい顔になっているのを(概ね竜次郎のせいなのだが)シーツを引っ張ってごしごしと拭ってやった。
こんな風に泣かせてしまったことはなかったので、かなり驚いた。
寿命が、あと他にも物理的に縮んだので、続きをするような気分はすっかり霧散している。
「じゃあ……あれだ。風呂で洗いながら、大丈夫かどうか俺がちゃんと見てやるから」
「りゅうじろ……」
抱き上げると、力ない手がぎゅっとしがみついてきて、竜次郎は複雑な気分のまま、子供にするようにとんとんと背中を叩いてあやしながら、浴室へと向かったのだった。
落ち着くと安心したのかうとうとしている湊を念入りに洗い、その十分の一にも満たないほどの時間で適当に己を洗い、寝室に戻って、清潔なものに取り替えられたシーツの上へ湊を転がす。
枕元に置かれた尿道用の器具一式の入ったケースはそのままで、竜次郎はそれを手に取り、ぐっと眉を寄せた。
「竜次郎……それ、気に入ったの……?」
じっと睨んでいたのに気付いて、眠そうな湊が的外れなことを聞いてくる。
竜次郎は「いや」と否定して、ぱたんとケースを閉じた。
「これは封印する」
重々しい宣言に、湊が目を丸くする。
「え……どうして?」
「このプレイは、お前にはまだ早い。いつかお前がどうしても尿道プレイがしたくなるときまで、没収だ」
最中のことだけで言えば悪くはなかったが、またあんな風に泣かれてはたまらない。
「でも……まだ一つしか試してないし……」
「あのちっこいのには、もう少し初心者向けのやつ持って来いって言っとけ」
いや、むしろ何も持ってこないでほしいのだが。
うっかり勢いで次を待つような言い方をしてしまった。
「じゃあ、竜次郎はどんなのならいいと思う?」
「普通でいいんだよ普通で。それともあれか?お前自身が、もうマンネリで飽きたとか、もっと刺激的なセックスがしてえとか、そんな風に思ってんのか?」
「ううん。俺にはいつもの竜次郎で十分刺激的だけど……。竜次郎は色々上級者だから、俺ももっと頑張らないとなって」
俺は何をもってして上級者だと認定されているのか……。
「何度も言ってるから聞き飽きてるかもしれえねえが、お前は俺を上級者にしないように頑張れ」
「ええ……?そんなこと言われても……」
「ほら、今日はもう寝るぞ」
「うん……、あ、じゃあ、今度は竜次郎が試す?竜次郎のは大きいからもっと太いのとか入るんじゃ……」
「 尿 道 の こ と は 忘 れ ろ 」
どうしてもやりたいと言われたら、自分は湊の頼みをきいてやってしまう気がする。
できればそんな展開にはならないでほしいと願いつつ、危険な道具を湊の視界から隠すように、細い身体を抱き寄せた。
エッチなうさぎとおとなのおもちゃ おしまい。
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