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文の秘策
『趣向を変えるんだよ』
そうやって文が教えてくれた......のだけど
趣向をかえる?
本屋さんに立ち寄って雑誌を眺める
『これで彼もあなたに夢中!?マンネリ化解消夜の営み特集!』
「............」
こういうのかな?
帽子を目深に被ってレジでお会計
急いで家に帰った
「はぁ、着いた~」
部屋に入ってソロッと開いてみる
「$¥&*#♪=%@+¥」
......いや!ハードル高いでしょ!?
頭が沸騰しそうになるほど濃い内容
『彼も夢中?コスプレプレイ禁断の関係!?警官と囚われ人』
カチャカチャッと擦れる錠に軋むベッド
僅かに水音が響く部屋の中で――
『あっ、も......やっあぁっはっ許し、て』
『何の話かな?君は......罪を犯したんですよね?70番、違う?』
制服を着た伊織が胸から腰にかけてを撫で上げる
『んっ!やっ......ちがっナニもしてなっあっ――!』
『知ってますか?嘘も罪だと。楔を打てば、その口から嘘が告いでることも無くなるでしょうか?』
『あっあっ!いおっ、らめ~っ!』
『今も昔も必殺技!48手』
“男が仰向けになり頭を起こしたその上に、男に背を預けるかたちで脚を開いて跨がる。背を倒す前に腰を立てて挿入するのがポイント”
『ね、いお。横になって?』
『どうかしたんですか?』
『僕がご奉仕してあげる。上手くはないけど......んむっんっ、いほりのおっかくけくききおはまんない』
『な、お......何処でこんなことっ。んっ、なお』
「あっ、鼻血出てきた」
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