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番外編③∞愛妃桜の憂鬱

{対崎のお嬢様のその後} 何で!! 何でよ!! 私が振られるなんてありえないのよ!! 昊洸のことは別れてからも好きだった。 新しい恋人が同性と聞いた時、 どんな手を使ってでも もう一度、側に置きたいと思った。 新しい恋人の命と引き換えに 結婚を迫ったらあっさりと了承した。 これでずっと一緒に いられると思っていたのに 奪い返されてしまった。 何がいけなかったのよ!! 昊洸を奪い返された日の翌日、 週刊紙の見出しにこう書かれていた。 ‘対崎財閥の箱入り娘の裏の顔!! あの婚約は脅して得たものだった!?’ 何処で知られたのか私が 昊洸を脅したことを嗅ぎ付けたらしい。 そのせいか、あの後から 連絡してくる人は誰もいなくなり 使用人達は私に近づかなくなった。 外に出れば非難の嵐。 そして、誰かが言った。 “自業自得”だと。

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