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第6話☘️寒い日には……
sexした二週間後、
僕は今日も桂二さんの家に来ていた。
一葉ちゃんがお鍋に
誘ってくれたからだ。
「あの日、何かあった?」
何時ものように
一緒にキッチンに立って
お鍋の準備をしていたら
そんな事を訊かれた。
内心焦り、危うく包丁で
指を切るところだった……
「やっぱり」
何処か得意気な一葉ちゃん。
「お父さんたら手出すの遅いんだから」
指は切らなかったけど
包丁を握った状態で硬直してしまった。
「未央さんって分かりやすいですね」
中学生の一葉ちゃんにからかわれた……
『僕の事より、例の先生とはどう?』
あの時は告白すると言っていたけど
思いは伝えられただろうか?
僕がその話題を振ると
一葉の顔が真っ赤になった。
「私が卒業したら
付き合ってくれるそうです//////」
やるじゃん、その先生。
『よかったね』
きっと、桂二さんには
まだ言えていないだろう。
だけど、一葉ちゃんの
恋が叶ってよかった。
『付き合い出したら紹介してね』
笑ってそう言ったら
照れながら頷いてくれた。
ある程度煮込んだら
土鍋をテーブルにある
卓上コンロに持って行った。
「お父さん、できたよ」
ソファーに座って新聞を
読んでいた桂二さんに
一葉ちゃんが声をかける。
『あぁ』
生返事で新聞から
目を話そうとしない。
『ご飯できたよ』
ソファーまで行き新聞を取り上げる。
『桂二さん、ご飯だよ』
三度目の声かけで
やっと気付いてくれた。
『あぁ、悪い、食べるか』
やっとご飯が食べられる。
三人でいただきますをした。
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