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第17話

「どうだ。悦くなってきたか」 「全然、です!」  頑固だな、と佐々木は笑う。  そして、ぎしりとソファの上で体勢を動かした。 「そろそろ、いいかな」  何が、と透が尋ねる暇はなかった。  ぐぐっ、と佐々木の指が、体内の奥深くへ侵入してきたのだ。 「ふ、ぅッ」 「痛いか?」 「……いいえ」

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