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第26話
気持ちいい。
気持ちいい。
怖いくらいに、気持ちいい。
引き抜かれるのが、好き。内臓全部持って行かれるみたいに、神経が逆立つ。
押し込まれるのも、好き。お腹まで貫き通されるみたいに、ぞくぞくする。
「ダメなのか? 嫌なのか?」
ぴたり、と佐々木先生が動きを止めた。
ああ、どうして。
もう少しでイケたのに!
「私は、素直な生徒が好きだといったが」
「先……生……」
蕩けきった透の思考は、自分でも思ってもみないような言葉を口走らせた。
「嘘です、先生。ホントは、凄く気持ちがいいんです……」
「では、続けるか?」
「お願い、先生。もっと、もっと犯してください……」
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