28 / 40
第28話
透の爛れた思考を突き破るかのように、佐々木が突然精を放った。
「あぁッ! あ、あぁあ!」
長く続く、佐々木の熱い射精。
それを体内に抱き留め、透は悦びに震えた。
「う、うぅ、う……」
終わった後、佐々木先生はそっと体をさすってくれた。
(こういう所が、大人の余裕なんだろうな)
「あの写真は、削除するから安心しろ」
「はい……」
そうだった。
それが条件で、僕は先生に抱かれたんだ。
悦楽に呑まれ、すっかり忘れていた。
ともだちにシェアしよう!