33 / 140

第33話

 俺の口内を舐めまわし舌を吸いながら、全てを出し切るように香月はゆるく腰を振り続ける。  「はいはーい。和史変わって~、もうおわったでしょ?俺、もう興奮しきっちゃったぁ。早く挿れさせてぇ」  「えーッ、待って。次は僕に楽しませてよ。僕ももう待てないっ」  綾西が声をかけることによってようやく香月は俺の唇を解放し、上半身を起き上げるとズルリ、と自分のものを中から出した。  「お前、最高だわ...」  そしてもう一度低くかがみ、耳元に近づくとかすれた声でそう呟いてきた。  「...はぁ、は...死ね...クソ野郎っ...」  荒い息を整えることもできず、乱れた呼吸を繰り返していた俺だが、それだけはちゃんと言い返した。  すると香月はニヤリと笑み、未だ欲情しきった目で俺を見てきた。  「は、おもしれぇ。....おい、お前ら二人でいっぺんにこいつを可愛がってやれよ。前と後ろでな」  「お前、何言って...」  「あっ!それいいねぇ~、俺が後ろから突っ込んでぇ、晴紀は愛都君に突っ込まれてぇー。あははっ、楽しそう!」  「うん、それならいいよ。すごく気持ちがよさそうだね」  二人の言葉を聞くなり香月は俺の上からどき、代わりに綾西と永妻が近付く。  「ン、やめ...う、あ゛あぁっ!」  香月との行為で身体に力が入らず、簡単に綾西に抱き起こされてしまう。  そして綾西は俺を後ろから抱き締め、座った状態で一気に中を貫いてきた。  自分の体重も加わりじわじわと奥深くまで熱い昂りが入ってくる。  気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い  助けて、助けて。  ―  ――  ―――  ...その助けは一体誰に向けたものだったのか

ともだちにシェアしよう!