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第8話

しばしの静寂が化学実験室を覆ったあと、俺は・・・。なんで、間宮先生がこんなことをしたのかと思わず、泣いてしまった。顔がはれる位泣いていたら、間宮先生が俺を抱きしめてこう言ったのだ。 「佐々木・・・。俺はお前が入学してきた時からすごく気になっていたんだ。いつも笑顔なお前を見ていて、その笑顔に惚れた。だから、今年、お前のクラスの授業を志願したんだ。まさか・・・こんな形でお前に酷いことをしてしまうとは思わなかった・・・。佐々木・・。いや尚也・・・。俺はお前のことが好きだ・・・。付き合ってくれ!!」 「ぐすっ・・・。間宮先生・・・。俺、こんなことばかり妄想してるんですよ?それでもいいんですかっ・・・。」 「あぁ。そんな妄想をするお前でもいい。好きだ。尚也。」 「間宮先生っ・・・」 きっかけは、1枚のテスト用紙の落書きから始まったけれど、今は、とても充実した学園生活をすごしてます。

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