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【スペシャルセレクト】ヌメル……⑤
「ヒャアっ!」
股間の固いナマコから、先走りの汁がッ
「注いであげよう。たっぷりと!お前の大好きな高貴な種だよ。
巨根のαちんこは奥まで届く。さぁ!悦び悶えて孕むんだ。デカマラ好きの淫乱Ωよ、私の后になりなさい!」
硬い!
おっきい!
大事な蕾、つっつかないでー!
「アルルーン!!」
ジュボジュボジュボ~
「……可愛い泣き顔は、ベッドの中で私にだけしか見せてはいけない。分かったね」
黒髪の青年がいない……
濡れた床には、ナマコが一匹。
「ナマコ族は体が濡れると、元のナマコに戻る。水をかけてやったよ」
「そう……なんだ」
アルルンが助けてくれた。
ありがとうの言葉は吸い込まれる。アルルンの唇、深く深く、苦しいくらいの。
呼吸を奪う口づけに。
「夕飯の食材が増えた。ナマコの酢漬けだ」
(……アルルン、怒ってる?)
「それは、ちょっと」
可哀想。
「嫌なら、お前が海に帰して来なさい」
「はい」
ナマコ王子、さようなら。
もう陸地に出てくるんじゃないぞ。後で海に……
「戻してやるから」
「投げ捨ててやろう!」
やっぱりアルルン、怒ってる♠
「それと!」
「フヒっ」
アルルンのっ
「私のどこがナマコだって?」
当たってる。
アルルンのアレが、俺の~~~
「アヒヒィイーン!!」
「気持ちいいね」
「こすらないでぇ~。えいん、えいん」
「そうだ。会陰だ。陰毛も一緒に擦れてハァハァするね!おまんまんがヒクヒクしてるよ」
下半身の布を押しのけてそびえるアルルン自身が、熱く脈打ち主張する。
「あフゥ!」
「気持ち良いか。まん汁で下の毛がベチョベチョだ。お漏らしはちゃんと拭かないといけないよ。
……窄まりの肉ひだで濡れた私の淫棒、拭いてもらうよ」
ハァハァハァ、ハフヒィー
熱っぽい吐息で耳の裏をなぞられて、声にならない。
「私の肉棒は、ナマコよりも猛々しい!!」
ポムポムドロンっ
…………………………え。
「アルルーン!!」
声が消えた。
そこにいるのは、月色の光をまとった獣。
ザアァァァァーッ
外は雨。
月が雲に飲まれた。
月のない場所では、アルルンはアルパカになってしまう。
『フフフ』
笑んだ息遣い。
『フハハハハハー!私は高貴なるナマコ族 ヌメール王子。天候を操る事など造作もないのですよォォッ
吹けよ、風!呼べよ、嵐ィィィーッ!』
「消えてなくなれェェッ!!」
バァッコォオーン!!
「あっ」
アルパカがナマコ蹴った。
雲間に吸い込まれていくナマコ。
………………元気でね。ナマコ王子。
「オメガ、無事か」
胸を張るアルパカは、俺を護る騎士みたい。
(可愛い……って言ったら怒るかな?)
想いは胸に秘めておこう。
外は雨
ふわふわの毛並みにキスする。アルパカのアルルンも大好き。
ぎゅっ♥
《fin》
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