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第10話

「どう? 俺の身体。ひんやりして、気持ちいいだろ」 「そういえば……」  隼人の腕枕で横になっていると、さっきまでの寝苦しさが嘘のようだ。  セックスの後の気怠さもあり、伸はだんだん眠たくなってきた。 「いいぜ、そのまま寝ても」 「うん。ありがと……」  隼人は、消毒薬の匂いがした。  それをミントの心地に感じながら、伸は眠りに就いた。

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