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第19話
「ッあ! うぁああ!」
「梶くんの内、キュンキュン締め付けて来る。すっごく気持ち悦いよ」
最奥まで突いた後、努はゆっくり腰を退き始めた。
内壁が逆らって摺られ、狂おしいほどの快感を呼び覚ます。
「あぁ、あ! んぁ、うぁ、あぁあ!」
ヤバい。
ヤバいほど、感じる。
そして、溺れる、と伸也は朦朧としてきた意識下で感じていた。
クラスで目立たない、陰キャの努。
こいつが、こんなテクニシャンだったなんてよぉ!
規則的に腰を打ち込み始めた努は、恍惚の表情を浮かべていた。
今まで、僕を子分にしてた梶くん。
パシリに使い、いいように利用してた梶くん。
彼が、まさか僕のことを好きだったなんて。
ホントに、こんな僕のことを愛してたなんて!
「伸也! 伸也ぁあ!」
「ひ、あぁ! あぁッ、あ、はぁッ! 努、もう、ヤバい、って! ダメだって!」
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