26 / 31
第26話
巽のもので、僕の身体が形どられる。
何度も、何度でも体内を擦り暴れる、巽のペニス。
あぁ、凄い。
頭ン中、真っ白に。
真っ白に……。
ふと、キッチンに目が行った。
映ったのは、コーヒーの器具類。
いつかマスターの隣で腕が振るえるようにと集めた、思い出の品々。
「あ、あぁ! ダメッ。巽、やっぱり、やっぱりダメぇッ!」
マスターに見られてる。
恥ずかしい。
こんな淫乱な自分を、見せたくない。
「今更遅いよ」
巽は獣じみた息を吐きかけながら、廉を抉り続ける。
「あぁあ! ヤだあぁ!」
「大丈夫、しっかり勃ってるから!」
そう。
恥ずかしいことに、廉の性器は張り詰め蜜を零しているのだ。
ともだちにシェアしよう!