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第八章・6

「はぁ、はぁ、あぁあ……ッ!」  下から上へ、強く速く擦る。  込み上げて来た想いと共に、先端の割れ目にきつく指先を押し入れる。 「あぁ、優希。好きだよ、優希……ッ!」  優希を見送った後、要人は我慢できずに自慰を始めた。  まだ咥内に残る、優希の舌の感触。  手のひらに残る、彼の肉付き。  そして、甘く反り立ってきた可愛い乳首の弾力。  荒い息を吐きながら、要人は何度も精を吐いた。  優希の名を呼びながら、独りで処理した。 「うあぁ~」  荒れ狂う性欲が落ち着くと、自虐心が頭をもたげて来た。 「ヤバい。優希をネタにシコるとか」  今まで、そんな劣情にはしっかり蓋をしてきたはずなのに!  でも……。  もう、限界なのかもしれない。  優希が、欲しい。

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