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第17話
『俺の葵』
まただ、と葵は頭痛がした。
僕はすっかり綜大に囲われてしまったんだ。
綜大は、性欲の塊のような男だった。
ほとんど毎日、帰り道で彼のアパートで犯された。
それでも足りないのか、昼休みに放送室で犯される事もあった。
イヤだと言えれば、どんなにいいか。
だがその度に、佐藤の無残な姿が目に浮かぶ。
暴力の恐怖に圧され、葵は言いなりに体を開くしかなかった。
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