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第16話
「なんか用事があったから、わざわざ俺の母さんに家の場所聞いて来たんじゃないの?」
「いや、用事があった訳では無いんだけど気になってさ、、」
「は?」
珍しく歯切れの悪い達也に胸がざわざわする
「一人暮らし始めたお前の私生活。どーしてんのかなって思ってさ」
「ど、どうもしねーよ
普通に朝起きてご飯食べて寝るぐらいしか、」
なんなんだ、なんか怪しまれてないか?
「でも、お前が今着てるその服。それ昨日着てたやつと一緒だよな?
しかも今おまえからお酒の匂いがぷんぷんするんだけど」
「...」
たしかに言われた通りだ。寝起きのところに来て勝手に入ってきたからつい受け入れたけど、、、
こいつの洞察力にはかなわない
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