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七
〝ヤる時は男だぞ〟
あの夜の言葉が耳に木霊する。
同じ部署に配属されてルンルンしていた。
だけど今は少し辛い。
ちらりと眺めては溜め息ばかり。
「バレるぞ」
憎い同期の声。
「部署、違うだろ」
「書類を届けに来ただけ」
あの人に軽く声を掛けて手を振る。
嫌みか?
「諦めろ」
あの人に似た響きだ。
クスン。
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