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「今日は譲る」 クソ課長はニヤニヤして帰って行った。 明日があると思っているのなら、お目出度い奴。 だとしても、あいつにはわからない。 震える手でカギを落としていた。 先に拾って上着のポケットに入れた。 「付いて来い」 強引にするしかなかった。 「乗れ」 これで逃げられない。 さて、どこへ行こうか?

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