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1日目、2日目

村に大きな災害や飢饉が起きた。人々は貧しくなり、次第に秩序を失った。不平不満が溜まり、吐き出す場所を探していた。村の誰もその不平不満を浴びせられるのは御免だ。そのために生贄が使われた。 秩序と平和を守るため、幼い体に不満を背負わされる。 ー1日目ー 少年とたくさんの動物とさまざまな品が神に捧げられた。15歳に満たない村の少年達の中でもとびきり美しい者だった。肋骨が浮いた貧相な体に似合わない立派な身なりになり、何も見えない箱に閉じ込められ運ばれた。彼はどこかわからない場所に連れてこられた。 社の入り口には、立派な衣服を身につけた、これまた美しい人間がいた。この男が神なのか、神の使いのものなのかはわからない。この男が少年達に名前を聞いたので、彼らはそれぞれキアンと名乗った。 キアンは11歳、幼さの残る柔らかい体をしていた。 キアンは村の中でも特別美しかった。宝石のような目、絹のような髪、柔らかく白い皮膚、長い四肢、薄い体。人形のように美しく、そしてひどく体が弱かった。 男はキアンを屋敷の奥に連れて行き、食事を取らせた。 貧しい彼が食べたことのないような豪華な食事だった。飲んだことのない不思議な飲み物や、甘みの強い菓子なども出た。空腹と不安が払拭され、満足そうに完食した。 食事が終わると体を清められた。小さな温泉と飲めるような透き通った水を好きなだけ使っていいと言われた。その後部屋に連れて行かれた。眠るだけの小さな部屋に薄暗い明かりと嗅いだことのない良い香りが彼らを眠りに誘った。彼は幸せだった。 ー2日目ー 「起きなさい」 キアンはハッと目を覚まし、飛び起きる。 「申し訳ございません」 生贄の身分でこれほどまで眠りすぎてしまったことを謝ると 「気にしなくていい」と男は優しく返し、 「朝は冷えるからこれを着なさい」と言って上着を渡した。まだ温かいそれを着ることはさほど嫌なことではなかった。 身支度を済ませると朝食をとった。謎の液体と謎の食品と謎の甘味が出た。見たことも食べたこともないそれは、清潔感と不思議な安心感を与えた。捧げ物がどのように加工されてこのようになるのか不思議に思った。 食事が終わると部屋に戻っていいと言われた。 部屋に戻る途中で男はキアンに声をかける。 「気分が悪くなれば助けを呼ぶといい。これから先何度も身体に辛いことが起きるが心配はしなくていい。 死なせるようなことはしない。君が怖がるようなことはしない。信用して欲しい。」 そう言ってキアンの頭を撫でてどこかへ行った。 多幸感と安心感があった。 キアンは部屋に戻り窓を見ていた。ただ退屈な風景を面白そうに眺めていた。キアンは脳が敏感になったように、普段なら気にも留めないような些細な情報でさえ感じ取っていた。処理能力以上の情報が次から次へと流れ込んで、処理できない情報が頭の中で絡み合い変異しおかしな幻覚を見せた。キアンはグルグルと回る頭と踊るような内臓と思うように動かない体が怖くなって助けを求めた。 男がやってきてキアンを真っ白な部屋に連れて行った。あたり一面の白、白、白、そして清潔、清潔、清潔。ぐったりした熱い体を少し起こして、水を飲ませた。キアンは不安だった。このまま死んでしまうのかと思った。膝が痛い。足が痛い。目が回る。内臓がひっくり返る。怖い。怖い。 「君は体が軽いから、昼になるまでは苦しいかもしれない。でも死んでしまうことはないから安心して欲しい。水をたくさん飲むといい。この薬も全て飲みなさい。私がそばで見ているが、どのような粗相をしても構わない。全て処理するから大丈夫。」 骨の溶けたような体を横に向けて、腕と脚で倒れないように調整する。 「上を向いてはいけないよ」 キアンは何度か吐いた。喉が焼けるようだった。それでも安心感があった。キアンは体が弱かったので頻繁に吐いたり下したり高熱が出たりした。その時の親の慌てた様子や村人からの疎外感がキアンを不安にさせた。男は丁寧かつ慣れたような手つきで処理した。 昼ごろには体調も戻り頭がおかしくなってしまったのも治った。 昼食は軽いものだった。内臓に負担をかけないためらしい。美味しい匂いのする謎の液体を飲んだ。 昼は体調を崩さずに過ごせた。 夕食の時、キアンは不思議に思っていたことを伝えた。 「なぜこんなに私に優しくしてくださるのですか。 私を食べるために肥やしているのですか。なぜ生贄にされた私にこんなにも優しくするのですか。」 「私にとって君が必要だからだよ。私が君を大切にしたいからしているだけだよ。私自身のためでもあるんだ。」 キアンが欲しかった答えではなかった。男が“なぜ”必要言ったのか、何が彼のためになるのかも良くわからなかった。しかしそれ以上聞いても何も返ってこないような気がして不思議な液体を食べた。 食事が終わった頃に男はキアンにこう言った。 「今晩は私の部屋に来なさい。」 言葉の意味を理解できないほど幼くはなかった。 そしてその言葉を優しさの理由だと勘違いした。 夜、体を念入りに清めてから部屋に上がった。 柔らかく厚い布団、油の上で小さな火がゆらゆらと揺れている、安心する香りがする。脳が忙しい。 (あぁこれから私は...) 不思議と男同士への嫌悪感はなかった。身売りをする少年や文化、そして自分の立場への諦めだろうか。それだけではなかった。 ドクドクと鳴る心臓と火照る頬。 「ここへ」 大きな布団へ誘われるまま近づく。足先まで熱い。 「今日は、“まだ”何もしない。だから緊張しないで。 ただ私に慣れて欲しい。」 そう言って布団を被りそのまま眠るようだった。 胎児のように丸くなり、その上に男の腕がかぶさる。 心臓がうるさい。かおがあつい。しかし少年は熱の収め方を知らなかった。漠然と行為については知っていたが詳しくなにをするかは知らなかった。 「......ぁの...ぇと.....」 「どうした?そんなに緊張しなくていいぞ。」 声が近い。 「助けてください....体が熱くて....治らなくて.....どうしていいか..............」泣きそうな声で助けを求める。 「触れてもいいのか?」 「お願い....触ってください.........」 髪を撫で、額を撫で、頬を撫でる。大きな手が少年の手を包み込む。親指で掌を撫でると緩やかな甘みが脳を溶かす。 「口、いいか?」 コクコクと頷くとツンと唇が触れた。舌が入ってくる。身体の中に入ってくる。舌と舌が絡まって粘度の高い唾液が充満する。喉の手前上顎の敏感なところを撫でられて高められ涙が溢れた。酸欠と快楽で幸せの海で溺れるようだった。れぅ..と舌が抜け出ていくと幸せがこぼれてしまうように感じた。足りない。 「下に触れてもいいか?」 男は優しく、キアンの返事を待った。 小さな小さな弱い声でキアンはハイと答えた。 男は緩く主張し始めたそれに手を添えた。布越しに包まれるような感覚を意識してしまい余計に硬くなる。 もう一方の手で下腹や内腿を撫でる。男の手は冷たく、キアンはどこか物足りなく思った。それでも男の手が自分の体温で温められ、同じ温度になるのが心地よかった。 男はキアンの自身を握りゆるゆると動かす。 「イッ!??」 「!痛かった!?ごめんね。」 キアンは身を清める時もそれほど激しく動かしたりはしなかった。未熟な切っ先はとても敏感だった。激しく握り込んだりするならばきっと痛みで怯えてしまうだろう。 「今日は準備が整ってないから.......」 そう言って男はキアンのものを口に含んだ。 「んぅぅう“う”ぅ“」 ズルゥ...と引き抜き敏感な先を舌で刺激すると腰がそれについてくる。 「声我慢しなくてもいいよ。だれもいないから」 男の綺麗な指が鼠蹊部を撫でるとゾクゾクとした快感が頭を溶かす。 「あっ ダメッ 無理!アァ!」 口全体でそれを包みこみ、ヌルヌルとした唾液や柔らい上顎が刺激する。味蕾の小さな凹凸でさえ敏感な先を高めるには十分だった。グポグポと動かせばキアンの細い太ももがギュウと締まるのがわかった。 「やだ! 無理ムリ やぁ...あ“ッ!? ァ”」 ヒュウっと大きく息を吸い、体をのけ反らせ、脚をピンと伸ばしてキアンは達した。無意識に腰を押しつけ、ピュクピュクと少しだけ精液を出してあとはビクつくだけだった。 ヌロォ......と残りを絞るように口から引き抜く。 「ぁぅ“うぅ”ん“んんん」と情けない声を上げて精一杯息を整えようとしていた。はぁー、はぁーと呼吸をするたび肋骨の浮いた細い胸が脂肪のない薄い腹との境界をはっきりとさせる。男はよしよしとあやすように頭を撫でた。キアンは安心して、眠気と快楽でいっぱいの脳は眠りについた。

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