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 ビクビクと余韻に震えた瑠維は、詰めていた息を少しずつ戻していく。  溢れる位の蜜をコクリと嚥下し、玲の果てた雄刀を舌で綺麗にする。  唇で絞め、未だ出しきれていない白蜜を搾り取った。  後ろも余韻に疼いたままだが、そっと後蕾を締めて抜かれようとしている忍の雄刀を包む。  こちらも、出しきれていない蜜がトロトロと花筒に注がれた。 「は…………、ふぅ…………」  ふるふると震えながら、ベッドにくずおれる瑠維。 「んぁ………」 「ふふ…。  音を上げるのはまだ早いぞ、瑠維」 「俺達が一度や二度で満足するとは思ってないだろ?  煽ったからには、たっぷり愛でてやんなきゃな」  髪を撫で梳き、背中や首筋に触れる指が、芯の疼く体に火をつけてまわる。 「……ん……や……っ」  俯せになっていたのを仰向けにされ、キリキリと痛みを訴える胸の蕾に二人の指が這う。 「今度は俺な。  ずっぷり奥まで埋めてくからな?」  肉食獣の様に舌なめずりをして覆い被さる長身の体は、玲。  代わる代わる二人は瑠維を組み敷き、有りったけの想いと蜜を瑠維に注ぐのだろう…。  襲いくる深い快楽を想像して、瑠維はふるりと身を竦ませた。

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