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助けてくれなんて言えない
お題:俺とお前の切ないシチュエーション 『泣きそうな声であなたは一人「そばに居るよ。ずっと」と言いました』
俺の腕をお前が掴む。
俺は痛みに顔を歪ませた。
袖を捲ったお前が言った。
「どうしたんだ?」
「何でもない。ほっといてくれ」
そう言って俺は歩き出した。
お前は泣きそうな声で一人呟いた
自分が傷つけられたみたいな顔をして。
「そばに居るよ。ずっと」
その声は俺に届いていた。
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