1 / 1

第1話

俺の名前は市ヶ谷 雫璃(いちがや しずる)高2。終礼のチャイムがなり幼馴染のクラスまで全力疾走。勢いよくドアを開け 「なーなー!蒼良!今日家行っていい??? 合コンがなくなっちゃってさぁ……。」 「……。ダメって言ってどーせもくるんでしょ?」 「そーだな!」 教室に俺の声が響く。 いつも嫌そうな顔をするがなんなかんや答えてくれる幼馴染、望月 蒼良 (もちづきそら) 人見知りで昔は俺にひっついてたのに今じゃ女子からの人気もありミステリアス系男子として扱われている。まあ、顔がいいのは認める。だけどどうしても気に食わない…。こんなひねくれ者&無愛想へのどこがいいんだと思いながら顔をまじまじとみる。 「なに?近いんだけど。」 「いやさ、お前ってほーーんと顔だけはいいよな。昔は可愛い性格してたのに今じゃひねくれ者になって……。お母さんこんな子に育てた覚えありません!!!」 「……は?ほんとに意味わかんない……。最近暑いせいで頭やられた……??」 「お前のそーゆうとこだよ!」 「あっそ。あ、今日さ家来た時に話あるから。よろしく。」 「え、今じゃ駄目なのかよ。」 そう聞くと蒼良は小さく頷いた。 この日から俺たちの関係が変わる時だった……

ともだちにシェアしよう!