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見習い騎士と大賢者はダンジョンで運命と出会う~IF編 神の声※(最終話)~

「……あっ……」  首筋や胸にキスされる。久し振りの感覚にどうしようもなく昂ってしまう。  ヒューの魔力が気持ちいい。 「もう、イきそう……」  あちこちにキスされて、もう、股間の昂りが破裂しそう。  奥も、ドクドクと鼓動がうるさい。中が物欲しげにうねっている。 「イって大丈夫だよ。」  カリ、っと胸の尖りを甘噛みされた。瞬間強烈な快感が走った。 「ッあッ……ああーーッ……」  あっという間に達してしまい、お腹の上に精が飛び散った。それを、ヒューが舐めとる。 「甘い……」  ヒューの、唇の端の白いそれを舌で舐めとる様子が、ものすごく色っぽくて、それで恥ずかしかった。 「……はあ……はあ……ず、ずるい……俺も、飲みたい、ヒューの……甘いの……」  ヒューが嬉しそうな顔で頷いた。 「メルトがしてくれるんだね? 嬉しいよ……」  俺は、ベッドの上に座った状態のヒューの股間に顔を埋めて、根元をもって支えた。その幹に舌を這わせた。  ピクリと震えるヒューの昂りに、俺は夢中でむしゃぶりついた。幹を唾液だらけにして、先端の部分を舐める。透明な滴が、割れ目から溢れ出て滴る。  それを舐めて啜ると、ますます幹が硬く太くなっていく。  支えている手で幹を擦って扱くと、目いっぱい、先端を頬張る。唇で幹を扱くようにして吸い上げた。 「……ッ……気持ち、イイ……メル、ト……」  上擦ったヒューの呟きが耳を打つ。  その声音も、俺を煽った。  萎えたはずの自身がまた、頭を擡げて、俺の腰が自然と揺れた。  そんな俺の尻の割れ目にヒューの指が触れてくる。  びくっと腰が跳ねて、後孔に侵入する指を食い締めた。 「……ッ……」  思わず、一瞬動きが止まる。は、と息を逃して、口淫を再開する。  夢中でしゃぶるが、中で動くヒューの指に気を取られてつい、止まってしまう。 「メルト、止まってる……」  耳元に囁くヒューの吐息が、熱い。  促されて啜り上げるようにすると、奥に入ってきたヒューの指が、俺のイイところを刺激した。 「……あッ……ああっ……ッ……」  その刺激に、思わず口を離してしまう。  俺のものは一気に勃ち上がってしまった。  きゅうきゅうとその指を締め付けて腰が揺れた。  俺の上から、ヒューの喉を鳴らす音が聞こえた。 「メルト、ダメだ……中に入りたい……」  そう言われて顔をあげるとヒューの欲情を湛えた瞳が俺を見ていた。 「うん。俺も、欲しい……」  頷くと指が抜かれた。  襞が、惜しそうにヒクヒクと戦慄いた。  体を起こして、ヒューの膝の上に跨ると、ヒューの手が腰を支えて、後孔に、熱い先端が宛がわれた。  腰を降ろすと、中にヒューの昂りが潜り込んでくる。熱くて大きいそれが入ってくる感覚に息を詰めた。  ああ。繋がってる。  久しぶりのその感覚に、俺は嬉しくて、涙が零れた。  自重ですべて飲み込むと、じんわりとお腹の奥にヒューの魔力を感じた。 「目いっぱい、入ったね。動くよ?」  ヒューに突き上げられて、腰が浮き上がる。その動きに合わせて俺も腰を上下させた。  気持ちいい。 「あッ……あんっ……あっ……」  奥を突かれる気持ちよさに、頭の中が白くなっていく。 「メルト……ッ……」  動きが激しくなって、中で、はち切れそうに体積を増すのがわかった。 「あん……イく……イくっ……あッ……ああああっ……」  びくっと仰け反って達すると、ヒューも達したのか、奥に熱いモノが叩き付けられて、魔力が身の内を駆け巡った。その快感に体が震えた。 「……あッ……ああっ……」  ヒューに縋りついた。ヒューは荒い息を吐いて、俺を抱きしめると、噛みつくようなキスをした。 「んんっ……」  ヒューの気持ちが伝わる。俺を離したくないって。  でも、今日は泊まることができないから、もう、時間がない。  俺達はお互い離れたくないという気持ちで、何度もキスを重ねた。  ヒューに浄化をしてもらって、身だしなみを整えて、宿を出た。  また雪がちらついて、冷えてきていた。  マントの中にすっぽりと包まれて、身体を寄せ合って俺の家に向かう。 「ヒュー、明日も会える?」 「もちろん。毎日会いに行くよ。」  俺は嬉しくて弾むような足取りで、家までの道を歩いた。 『これは、あったはずの道筋。だが、これではハイヒューマンへの進化はできない』  あの時の声。  多分、神の声。 『試練を乗り越えて欲しい』 『……愛し子のために』  俺は夢うつつの状態でそれを聞いた。

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