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♯4 練習曲〝憧憬〟20

「真雪、止めて…、…やだ、ってば、真雪っ、離し、離して…っああ!」  その瞬間、桜也はびゅくびゅくと射精した。  真雪の口の中は、桜也の味で満たされる。   「ああ…」  あまりの幸せに、真雪はうっとりと目を閉じた。  こんな美味なもの、今まで味わったことがない。  極上のホワイトチョコレートのような味だ。  ゆっくり丹念に味わってから、それをごくんと飲み込む。それから、くったりと力の抜けた桜也の脚を持ち上げた。  真雪の目に飛び込んできたのは、濡れた性器と、固く閉ざされた蕾つぼみ。  妄想を凌駕する淫らな光景に、真雪は興奮した。 (ああ、ここから桜也の中に入るんだ…)  ローションを大量にたらし、蕾を優しく開き、中に指を入れる。  そこにあったのは、温かく湿った空間。  背中がぞくぞくとわなないた。  はあはあとみっともなく息を弾ませ、ごくんとつばを飲み込む。  ひどく喉が渇く。  早く、この渇きを癒したい。  …早く桜也の中に挿入(はい)りたい…!

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