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♯4 練習曲〝憧憬〟22

「……痛っ! 痛、痛い! 止めろ、止めろおおっ!」  あまりの激痛に桜也は悶絶し、泣き叫ぶ。  顔は苦痛で歪み、ひたいから大量の脂汗を流し、必死で両手両足をふり回して抵抗する。  暴れる桜也のこぶしやかかとが、真雪の体にあざを作っていく。  桜也の中はぎちぎちに狭く、真雪の侵入を拒む。  ぬちゅぬちゅと音がするほど大量のローションを使ったのに、それでも痛いのか。  もっと指でほぐしてあげるべきだったと深く後悔するが、それ以上に、ようやく桜也の中に入れたという感動のほうが大きかった。桜也には悪いが、抜いてあげることなんてできそうにない。   (ああ、ついに桜也の中に…!)  あまりの感激に鳥肌を立てながら、かたつむりのようにゆっくりと腰を動かし、桜也の中を探索する。  腸壁の中に、ぷくりと膨れた部分があった。真雪は亀頭で優しくつついてみる。 「っあ…⁉」  瞬間、桜也の声色が変わった。 「…なに、これ、あ、ああ…」  桜也の目が見開かれ、口から戸惑いと、こらえきれない喘ぎがこぼれ落ちる。真雪はそんな反応を見て、こぼれそうなほどの笑みを浮かべた。    ゆっくりと、だが着実に、そこを重点的に擦り始めた。

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