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第1話

薄暗い倉庫、そこに倒れるたくさんの少年達、あたりに飛び散ってるおびただしい血、その中に立つ1人の少年。 「お前生きてる?死んだ?」 「ゔぅぅ…」 「あ、生きてた!!じゃあもう少し楽しませて?」 少年が拳を振り上げ倒れたまま抵抗も出来ない相手に振り下ろしたその瞬間。 「辞めろ。やり過ぎだ」 腕を捕まれ振り下ろした腕が止まる。 「夏。だってこいつ楽しませてくれるって…」 「よく見てみろ。んな血まみれの死にかけが楽しませてくれると思うか?」 「…わかったよ。」 夏の言葉に納得したのか少年は跨っていた男から離れた。その時 そこに新たに2人の男が何処か焦った様に現れた。 「夏!!」 そのうちの1人が夏の名を呼び 「走んの早すぎ!!」 「仕方ねえだろ。こいつ暴れだしたら止まんねえんだから急がねえと誰か死ぬかも知んねえじゃん。」 夏がそう言って隣に居る少年に視線を向ける 「ごめん」 今まで夏達に向いていた視線を周りに向ける3人 「これは酷いね〜。こいつら生きてるの?」 「知らね。それより警察に知らせてさっさと俺らは帰るぞー」

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