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C−LOVER

リオとセルジュは相思相愛のカップルである。 「ああ、セルジュ、セルジュ、どうして君はそんなに美しいんだろうね」 「それは、僕を映す君の瞳が美しいからだよ、リオ」 セルジュは、宝石を摩って練り込んだような金糸の髪を持ち、カスピ海の水を閉じ込めた色をした双玉の瞳で、恋人を見つめる。 上目遣いに答えられたリオは、端正かつ精悍な顔立ちを朱色に染めて、セルジュの緩く巻いた、長い髪を梳いた。 「この髪のさらさらとした手触りも、その光り輝く瞳も。艶めく唇も、君のすべてに心がざわつく。気が狂いそうになる」 「いいんだよリオ、狂って?」 二人はハイスクールの頃からの仲である。 はじめは険悪な関係だったものの、ある事件をきっかけに一気に距離が縮まり。 あれやあれやという間に、お互いがお互いになくてはならない半身、かけがえのない宝となった。 「セルジュ……触れてもいいかい、君に」 リオはセルジュの細腰を優しく抱き寄せながら、凛々しい眉をせつなげに顰める。ぴっちりとした黒いセーターとスキニーはセルジュの肢体の曲線を艶かしく強調し、リオの大きな掌にぴったりと収まりがいい。一層衝動を煽られる。 セルジュはそんな男の苦悶の表情に慈愛心を擽られて、うっそりと微笑んだ。 「いいよ、リオ。おいで。僕に触れて、抱きしめて」 「セルジュ……!」 もうたまらないといった様子で余裕なくセルジュに襲いかかったリオは、小さな唇に吸いつくと、最初は控えめに。唇同士が馴染んでくると、ぽってりとした肉にかぶりつき、熱い舌をねじ込んだ。 「んっ……♡ふ、ぅ……♡」 「はぁ、セルジュ……ッ、セルジュ……!」 「ぁんん……♡リオ、リオぉ……♡♡」 唇を離すと、銀に光る唾液の糸と、二人の荒い呼吸だけが残る。リオは、セルジュの、興奮の跡を残した濡れた唇に指を這わせて、うっとりと目を細めた。 「ああ……俺の、俺のセルジュだ。俺の恋人は、今日もこんなに綺麗だ」 「リオ―――― 狂ったように、僕を愛してね」 微笑みを深めた彼の唇には――真っ赤な紅が引かれていた。 「もうとっくに狂っているよ、セルジュ……」 「……リオ」 セルジュがリオの手を取る。 その手は、指や爪の先までどす黒い赤に染め上げられていた。 「もっと……もっとだよ。僕が『もうやめて』と怯えるまで、狂い続けるんだよ。君は」 にっこりと、凄絶に笑うセルジュ。 そんな微笑に、シャープなラインの頬をますます赤く染めていく美貌の男子、リオ。 そんな熱烈な二人の足元には、中年の男の剥げ頭やごましお頭、眼鏡の男の顔、スーツを着た胴体、足、ばらけた指が数十本、転がっていた。 ・・・ リオとセルジュは、人殺しを生業としている。 ギシッギシッギシッギシッ♡ 「あっ♡あんっ♡やぁぁっ♡♡おじさまぁ♡♡やだぁ♡♡僕、しんじゃうっ♡♡イキ殺されちゃうよおお♡♡♡」 「ハァッ!ハァッ!ハァッ!ハァッ! セルジュ、な、なんだね!このけしからん穴は!!キュウキュウ締め付けてきおって……っ!このっ!このっ!」 パンッパンッパンッパンッ♡♡♡ 「あぁあんっ♡♡ひぃいいんっ♡♡♡」 セルジュが、ターゲットを色仕掛けで落とす。 裸にひんむいて、自分の体に夢中にさせ、完全に無防備な状態になったところで―――― 「あぁん、おじさま――――」 「セルジュ、私のセルジュッ……」 パァン リオの銃弾が、容赦なく脳天に撃ち込まれる。 「リオ、今日も格好いい……♡」 「はぁっ……はぁっ……はぁっ……」 パン! パン! パン! 情事後のセルジュよりも息を切らしたリオは、とうに息絶えた対象の頭蓋骨に何発も追い打ち弾をたたき込む。怒りのままに被害者の遺体を嬲ったところで、さらに懐から肉切り包丁を取り出すのだ。 「………………」 「リオ、ここは何のお肉?」 「…………リブロース」 「ここは?」 「…………ハラミ」 ギコ、ギコ、ギコ。ズダンッ ズチュ、ゴキュッ……グチュ 被害者の遺体を何分割にも解体しながら、リオはセルジュの無邪気な質問に答える。 「こいつ、俺のセルジュに汚いものを擦りつけやがって……」 「でも、痛くされなかったし……結構気持ちよかったよ」 だから大丈夫、とセルジュが良かれと思って微笑んだ瞬間リオの手が止まる。 ズダンッ!! ズダンッ!! ズダンッ!!――グチャッ! 「〜〜〜〜!」 「あああリオ、ごめんね! 怒らせようと思って言ったんじゃないのにっ」 おもに遺体の性器を中心にミンチにし始めたリオに、セルジュは顔をしかめる。同じ男だけにちょっと想像してしまい、たまらない気持ちになる。 見ていられなくて後ろから抱き締めると、肩を怒らせて憤慨していたリオは少しずつ落ち着きを取り戻していった。 「……すまない。こいつがセルジュの綺麗な体に触れたんだと思うと、頭が真っ白になってしまって」 「ううん、僕の方こそごめんね。大丈夫だよ、僕はリオだけのものだから……」 返り血で汚れた男の頬にそっと華奢な手を添えて、セルジュは顔を寄せる。そのまま触れるだけの口付けを落とすと、ほとんど裸の状態でリオの膝に乗り上げた。 リオはそんな恋人の腰に手を置いて、その胸に、甘えるように美貌の顔をくっつけた。 「……君の心臓の音が聞こえる」 「落ち着く?」 「すごく……」 と、目の前でぽつりと淡い果実が成っているのに気付いて、リオはちゅ、とそこに唇を触れさせた。 「あんっ♡リオってば」 「セルジュ、君はどこもかしこも美しい……」 ちゅっ……♡ちゅぷ♡ 赤い舌が艶めいた桃色の粒を舐り、転がす。 もう片方の粒を長い指できゅっと摘みながら引っ張り上げると、セルジュが甘い声で鳴いた。 「ぁっ……♡リオ、りお……♡」 「好きだ、好きだよ、セルジュ」 口付けはその範囲を広げていき、白い肌のあちこちに吸い付いていく。紅い華を散らしながら、リオはセルジュの体じゅうに手を這わせ、撫で上げる。 「はぁっ……♡はぁ、リオ……」 セルジュの方もリオの黒い髪を鷲掴み、健康的に灼けた首筋を指で撫でる。人目につかぬように地味な色に抑えたスウェットの襟に細身の指を挿し込んで、すりすりと擽った。 「セルジュ、セルジュ」 リオが撫でるたびにセルジュの陶器のような肌に赤い線が引かれる。 リオは、セルジュの体がこうして、女の口紅でいたずらに落書きされたようになるのを見るのが好きだった。 自分が殺めた有象無象の人間の血で、セルジュが汚れる。 リオが指でなぞったままに、赤い跡が残されていく――――。 「俺のものだ……君は」 「リオ……っんぅ」 ちゅ♡ちゅくっ……くちゅ、くちゅ♡ ただお互いを求め合って舌を絡めながら、リオの服が性急に脱がされた。 「大っきい……♡」 ズボンから取り出されたリオのものは天高く反り返って、透明な液体を滴らせている。太く、確かな質量を感じさせるそれを、ほう、とながめたセルジュは、ぺろりと唇を舐めてリオの股ぐらに顔をうずめた。 ためらいなくソコにしゃぶりつき、じゅるじゅると吸い立てる。 「んっ……♡んふぅ……♡」 「はぁっ……セルジュ……っ♡」 床に投げ出されたリオのブーツの足が、ぴくりと震える。 小指を立てて竿の根元の部分を軽く扱きながら、セルジュは長大なモノを喉奥まで咥え込んで強烈な喉輪絞めを施した。 ちゅうううっ♡♡じゅっ♡ずぼぼ……♡! 「〜〜っ♡、は、ぁっ……!セルジュぅ」 リオは切なげに眉を下げて、足をばたつかせる。そんなリオにお構いなしでセルジュはリオの分身を吸い続けて、じゅぼじゅぼと激しい口淫を繰り返した。 「はぁ、あっ♡も、限界だ……出る、好き、セルジュ、好きだ……♡」 「ぅんっ♡出ひて、僕の口の中にっ♡♡」 ぢゅううううっ♡♡ 「あ~〜ッ♡」 どくッ……♡びゅくくっ♡びゅくんっ♡♡♡ 「んっ♡んっ♡ふぅ、んぐっ……ごくっ」 喉を反らせたリオの絶頂の証を、セルジュは一滴たりとも余さず飲み下していく。 「んぐっ……♡ん、んふ……♡いっぱい出たね……♡」 「はぁ……♡ぁ……♡」 「次は、こっちに、ちょうらい……♡」 透明な青い瞳をドロドロに蕩けさせて、セルジュは白い尻たぶを両手で割る。淡いピンク色のアナルにまだまだ元気なリオの分身の先をあてがい、ずぷずぷと腰を落としていく。 「は、ぁん……♡」 「セル、ジュ……♡」 粘膜同士が触れて、体が溶け合う。まるで初めからそうだったとでも言うのか、二人の体は自然に繋がって、同じ熱を共有した。 パンッ♡パンッ♡パンッ♡パンッ♡ 「セルジュっ♡セルジュっ♡」 「あっ♡あんっ♡リオ、リオっ♡♡」 リオがたまらず腰を突き上げて、セルジュの体を貪る。 あまりにきつく腰を掴んでいるので、リオの手に付着した被害者の血痕の上から、セルジュの血液が垂れてくる。 けれどリオの爪が食い込む痛みにすら快楽を覚えて、セルジュは唇を歓喜にわななかせた。 「ふぁあっ♡きもちぃ♡リオのが、いちばんっ♡ぁっ♡あんっ♡ひぃいんっ♡♡」 「俺も、気持ちいい……っ♡君とじゃなきゃ、駄目だ……!」 くチュッ♡ずちゅっ♡ずぷっ♡ずぷっ♡ 惨殺死体が転がるホテルの一室で、殺し屋二人の狂宴は続く。 セルジュは快感で涙を溢れさせ、涎を垂れ流す。長いまつ毛には水滴が着き、唇は赤く熟れて濡れている。可憐な顔を溶けさせながら自分を求めてくる恋人の姿に、リオは切れ長で理知的な目を野性の本能にぎらつかせた。 「可愛い、綺麗だ、セルジュ……」 「リオ……♡」 「俺は、君のためならなんでもしてやれる……」 「じゃあ、僕のために死ねよ」 ふと、セルジュが低い声で呟く。 ハッとして表情をこわばらせたリオに、セルジュは笑みの質をガラリと変えて訊ねた。 「『自分で自分の頸動脈を切って自殺しろ』って言ったら、リオはしてくれる?」 今すぐ。 付け加えられた冷酷な声音に、リオは強い意志の宿った瞳で頷いた。 「……ああ、もちろんだ」 セルジュの中に入ったまま、リオは傍に放っていた肉切り包丁を手にとった。 「俺の愛は本物なんだ。 セルジュ、セルジュ、分かってくれよ。分かってくれるな。 俺が俺自身をも殺せたら」 「うん、分かってあげる」 ひどく綺麗な笑みを浮かべたセルジュに、リオは包丁を握る手に力をこめた。 「愛してる……愛してるんだ、セルジュ」 フーッ、フーッと獣じみた息を吐き出しながら、リオは包丁を自らの首の前に構える。本能的な恐怖からブルブル震える手をどうにか制して、首筋に刃をあてがうと、皮膚と擦れてギチ、と音が鳴った。 「好きだ。永遠に。俺の愛は本物だ。愛してる、愛してる、愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる!!!」 プシィと飛沫が噴き出し、 た、 ところで、 「うわあああああ!!!嘘だよ、嘘だよリオ!!死なないで!」 セルジュが慌てて飛びついた。 「っセルジュ」 セルジュを傷付けないようにあわててリオは包丁を放り、飛びついてきたセルジュを抱き留める。 目尻に涙を浮かべたセルジュは、「もう!もう!」と怒りながらリオの胸をぽかぽか拳で殴った。 「死んじゃだめ!」 「だって、君が俺の愛を量るから」 「本気なのはわかったからそれでいいんだもん! 本当にリオが死んだら、僕も死ぬんだからねっ」 「それは駄目だ!」 首から血をダラダラ流しながら、リオはサーッと青ざめる。血の気が引いたのは失血のせいではなく。 「セルジュはずっと生きるんだ。死んだら駄目だ」 愛しい恋人が死ぬことを、想像したからである。 「君が死ぬなんて、ぞっとする……」 リオは恋人をいたわるように抱きしめた。 「君を死なせたりなんかするものか。誰に狙われようと、俺は必ず君を守る……」 死と、恐怖だけが支配する部屋の中で、リオとセルジュの周りだけが暖かく輝いている。 血溜まりの中で、二人は相手の存在を確かめ合うように抱き合っていた。 「僕だって同じ気持ちだよ」 しばらく続いた沈黙を破り、セルジュが呟く。 リオの背に腕を回しながら消え入りそうな声で紡ぐ。 「だからたとえ僕に『死ね』と言われたって、死んじゃ駄目なんだよ」 「だって、それは……」 リオはためらいがちに目を伏せ、それからセルジュを見つめる。 まごつく口調で応えた彼は、セルジュの柔らかな髪を撫でながら一言、言い添える。 「君を『こう』させてしまったのは、俺のせいだから」 リオの脳裏に昔の記憶が蘇る。 リオは、寄宿舎の一年、セルジュ・オーガスタが嫌いだった。 彼には、ろくな噂がなかったからだ。 中等部の頃からクラスでは浮き、授業外では上級生と肉体関係を持っているのだ、と。 果ては教師とまで不埒な関係を築いている、などと。 宗教上固く禁じられている同性愛に手を出し、他の男たちを誑かす。 セルジュは――――悪魔だ。 皆が面白半分にそう陰口を叩くのを、監督生で三年主席、学園きっての優等生だったリオは苦い気持ちで聞いていた。 汚らわしい。 学園の秩序を乱す不貞の輩。 自分とは住む世界が違う、と――――ある夏の日まで、リオはそう信じて疑わなかった。 『やめて…………理事長さま、やめてください…………』 『――――――』 雨期が迫り、湿っぽく嫌な風が吹き出した季節のこと。 リオは逆光射す理事長室の前で立ち尽くし、絶句した。 『やめる? セルジュ、お前はいったい誰のおかげで高校に通えていると思っているんだ』 『でも……こんなの、神への冒涜です……っ』 押し殺した声で、啜り泣くように懇願するセルジュの半裸の身体に、壮年の男がしゃぶりついている。 『母親の入院費が払えなくなってもいいのか?』 『!!』 枯れた手が瑞々しい少年の肉体の上を昆虫のように這い回り、腐った内臓の色を剥き出した舌が艷やかな白磁の肌をぬとおと舐り上げる。 『それは……っ嫌、』 『なら私の言うことは聞きなさいっ……! ハァ、全くけしからん体をしているな、お前は……っ! セルジュ、ハァ、はぁ』 若い身体を下卑た言葉で卑しめ、卑劣な手段で少年の蕾を割り開かんと躍起になっていた男は――――ハイスクールの理事長を務める、リオの父親だった。 「俺は、セルジュに“死ね”と言われたら、従うしかないんだよ」 「どうして?」 「セルジュの、魂を殺したのは、俺の父親だからだ」 その光景を見た瞬間、リオは目の前が真っ赤になった。 耳鳴りがし、激しい動悸に襲われて。 気が付けば理事長室は白い躰をしたセルジュを除いて、一面真紅に染まっていた。 あの夏の日に、リオは初めての殺人を犯したのだった。 「どうして――リオは、あの日僕を救ってくれたじゃないか。理事長を殺して、それからすぐに、全ての元凶だった病気の母さんの息の根を止めてくれた」 「ああ、ああ。それが『救い』だと言える君が、狂おしいほど愛おしい」 リオには全ての責任がある。 父親を通じて、セルジュを不幸のどん底に叩き落としたことの。 救ってやるどころか、間違った救いを呈示して取り返しのつかないところまで連れてきてしまったことの。 発端は、見てみぬふりをしていた自分だ。 本当はいつも見ていた。 風紀が乱れているからとか、同性愛の噂があるからとかいうのではなくて、リオは、セルジュがただ美しくて――いつも目で追っていたのだ。 その気持ちに目を背けず向き合っていれば、また違った人生を歩めていたかもしれない。 「セルジュ。 俺は、この生涯と死後の地獄行きを賭けて、君に償い続ける。 その証拠が、この狂ったほどの愛だよ」 「リオ」 血溜まりの中心で抱き合いながら、二人は微笑み合った。 ・・・ 『あんっ♡あぁんっ♡あんっ♡』 ――――おかしい。 「なんだってんだ、チクショウめ……」 州警の管理職の男は、たいそう怪訝そうな顔をしてホテルの一室の前に立った。 そこへ相棒の新任刑事が遅れて駆け寄ってきて、緊張のにじんだ声で報告する。 「ブ、ブラム刑事。突入準備が整いました……」 ホテルの滞在者から“発砲音と大きな物音がした”との通報を受けてやって来た二人は、今その音がしたという部屋の前に立っている。予めホテル側からマスターキーを借りているので、あとは突入するだけなのだが…………。 『あっ♡しゅごいっ♡♡奥ちゅかれてっ♡♡♡イッちゃあああ♡♡』 「刑事……めちゃくちゃ、喘いでますね」 「……AVか何か垂れ流してんのかぁ?」 気まずそうな後輩を差し置き、ドアノブに鍵を挿し込んだブラム刑事は、オートマの銃を構えてひと思いに踏み込んだ。 「警察だ! おとなしく観念しやがれ――――ウオエエエエエ!!!!」 「ブラムさん!!?」 秒で吐き下した上司に驚愕した後輩は、室内に何があったのかと慌てて隣に並ぶ。部屋に一歩踏み込んで、 「先輩、いったい何、がッ オゲエエエエ!!!」 ブラムの隣に仲良く嘔吐した。 「あッ♡あはっ♡♡リオッ♡イくイくッ♡」 パンッパンッパンッパンッ 予想通り、中では情事に耽る者たちがいた。 金髪の美青年に、精悍な顔立ちをした、灼けた肌をした青年。 ただ――――周りはベッドシーツから天井、壁に至るまで血がベタベタに飛び、人皮や脂肪が方々に付着している。 「オ゛ッ……! オエエッ」 「ブラムさ、ん、こっここここいつら異常ですよっ」 「あは♡リオ、見つかっちゃったあ♡」 「そ、う、だ……なっ!」 ズパンッ♡!   「んひぃいいんッ♡♡」 有名な惨殺犯として指名手配中の二人は、警察に見つかっても平然と交わりを続けて、 ズパンッ!パンッパンッパンッパンッ!!! 「ぁああ♡♡いきゅッ♡♡いきゅッ♡♡」 刑事二人の目などものともせず繰り出される鬼ピストン。 ギュプッグリリリ〜♡〜♡〜♡〜! リオの容赦ない上方突き♡セルジュの結腸を抉り取る♡ 「いッッッぎゅぅうううぅうぅうッ♡♡♡♡♡!!!!!」 ビクンビクンビクンビクンッ♡!!!! がくんっと喉をのけぞらせたセルジュは、美しい肢体を全身痙攣させながら気違いのエクスタシーに浸った。 「はっ♡はっ♡はきゅぅぅう……ッ♡」 「ハァッ、ぁっ、セルジュ……!」 ドクンッ びゅくくくっ……びゅくぅううーー……っ♡ リオもガクガクと腰を震わせて、思いのままにセルジュの胎に中出し射精する。 部屋じゅうに散らばる、 惨殺。殺戮。虐殺。 死の、跡。 精子、精液、汗の 生の、証。 「はぅうう……♡♡リオ、大好き……♡♡生きてるって、感じする……♡♡」 「俺もだよ、君をずっとずっと、頭がおかしくなりきるまで、愛してる」 あまりの光景に卒倒した刑事たちは、その隙に大犯罪者のリオ・セルジュの二人を取り逃がしてしまった。 中年の富裕層の男ばかりを狙った連続殺人犯。 世間では貧しい者に施しを与える義賊だと言われることもあるが、リオとセルジュの本当の目的を知る者は、彼ら以外に誰もいない。 二人は、あの頃のセルジュの復讐の為に。 どちらも、かけがえのない狂った愛の為に 今日もどこかで誰かの命を奪うのだ。

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