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第24話

「どうかしましたか?」 意外と近い場所から聞こえた君の声に驚いて瞼を開ける。 それと同時に包み込むように後ろから抱き締められた。 「お腹空きませんか?」 肩に乗った優しい重みが擽ったい。 不安に駆られそうだった俺の心が 君の温もりで穏やかになる。 「何が食べたい?」 回された腕に触れて聞けば 「パスタかな・・・ピザかな・・・焼肉かな・・・ハンバーガーも捨て難いし・・・」 あれこれ真剣に悩む君が可笑しくて思わず吹き出す。 「相変わらず食欲旺盛だなぁ。」 「育ち盛りですから。」 「まだ育つの?食費が心配だ。」 「貯えはありますから。」 2人で大爆笑する。 ずっとずっと・・・こうして笑い合っていたいな。 俺の細やかな願い 神様は聞いてくれますか?

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