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第三章・5

「あぁ、いいよ。すごく、気持ちが悦い……」  熱い息と共に吐かれた、希の言葉。  それは白穂に歓びを与えた。  もっと。  もっと、希を気持ち悦くさせたい!  希が緩く腰を使い始めたが、それも喉で受け止めた。  少しむせたが、気になるほどではない。  それほど優しく、希は動いていた。 「白穂、もういいよ。これ以上やったら、吐いてしまいそうだ」 「飲むよ、僕。そのまま出しても、いいよ」  そんなわけにはいかない、と希はそっと腰を退いた。 「初めてのフェラで、そこまでさせられないよ。ありがとう、すごく悦かった」  希の気配りに感謝する一方で、白穂はわずかな不満も覚えた。 「もっと、激しくしてくれてもいいのに」 「そんなこと言って、大丈夫? 僕は君のおかげで、こんなに猛ってるのに」  今からたっぷり激しくしてあげる。  希は、そのまま白穂に被さっていった。

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